mixiユーザー(id:4088413)

2019年05月26日01:45

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「ゆっくり」

何故こんなことに気付くのに半世紀もかかってしまったのか、と毎度のことながら思うのですが・・

私にとっては画期的な指テクのさらい方に辿り着けました。

やっている人はやっているのだろうけれど。

もともと決して指はまわる方ではなかったので、比較相対的に、今の方がず〜〜っと回る。

とはいっても、やはり難しい箇所もずぐにはできない箇所も多々ある。

巨匠たちも、武術の達人たちも、一人稽古はゆっくりやれ、と言っているのは共通である。


そんなのあたりまえじゃあないか、とずっと思っていた。


でも、エジプトのレリーフを沢山見たことで気付いた自分の手指の力み、と滞り。

これらを取り去るのに「ゆっくり」はとても役に立つことに気が付いた、というだけの話ではあるのですが・・


できる、と思っているものも、ゆっくりやることでできていないということがわかる、という効用もある。


これまた昨日の話の続きでもあるけれど、心が身体にもたらす作用もある。

「ゆっくりやろう」と思うだけで、指先が変わるので、身体の浮きもよりかかる。
なので、より指は回るように。


手指に力みがあると浮くことはできない、というのも今回の気付き。

だからこそ、「指先」があれほど重要視されていたのではないか?

「出来ないものはゆっくりから初めて、何度も反復練習。少しずつ速さを上げて」

という稽古方法を幼い頃から疑いもせずにやってきたし、それなりの効果もあるけれど、少しずつ速度を上げなければできない、というのは、まだまだ力み、滞りがあるから。


ゆっくりの稽古では、指の動きの質を変えることこそが肝要。

なので、徐々にテンポアップというのはむしろ質の転換ではなく、無理させている動きを身体に覚えさせてなんとか間に合わせて、という決してベストではない選択ではなかろうか・

もちろん、間に合わせることは必要なので、なんせできるようにはしなきゃいけないのではあるけれど。

でも、ずっとずっと、ゆっくり吹いて、その都度動きの質を吟味し、その質を変えることができたのなら、その後は、すぐに速いテンポで吹ける・・・はず?

だって、考えてもみて。

ゆっくりでも、速くても、音が変わる瞬間の指の動きの速さは一緒なのだから。
ゆっくりと速いの違いは出している音の時間の差でしかない?

なんでこんなことに気付くのに・・と悔しがっているのは、特にこの部分です。


このやり方で、やや苦戦していたテデスコの第三楽章が急に吹けるように。

面白いのは、結構な速さになっているのに「ゆっくりやろう」と思い続けていること。
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