ホッとする間もなく、翌日はたまプラーザでの講座でした。
今回初参加はチェロの方。
先生から指摘される「力み」をなんとかしたい、とのご相談でしたので、まず演奏していただく。
アマチュアとはいえ、かなり弾きこんでいらっしゃるベテランである。
「力み」の問題は中々難しい。
「脱力」と言われると、たいがい抜いてはいけないところが抜けてしまうし。
要は釣り合い、バランスに尽きるのだと思うけれど、それがすぐに出来れば苦労はしない訳で。
それまでの「力み」があるからこそ出来ていたことが、それを抜いたばかりに出来なくなってしまうこともある。
なので、「決してこうしましょう、という事ではなく、こうすると、こう変化する、ということをご自身の感覚として味わってみてください。その感覚が育ってくれば、きっとご自身で色々とよりよいやり方をみつけていけるようになりますよ。」
と助言。
そして、最初に口元を変化させていただいた。
口元と首、腕というのはとても関連があるので、これだけでも大きな変化。
とはいっても、その緩め方、というのも、もっと探す甲斐はある。
他にも、色々と、すぐに変化が感じられるものをご紹介した。
それまで出来ていた難しい事はやり難くなるけれど、動きの質が変化してくれば、それまで難しいと感じられていたことが、いともたやすくできるようになることもある。
一番変化があり驚かれていたのは「魔法の椅子」
とても懐かしいネーミングである。
これもまた腰かけた時の居付きを解除するのには役に立つ。
骨盤を起こすためのデンピュール的な素材の補助器具を見せていただき、それに腰かけて弾いてもいただいたけれど、予想通り、私にはゴム系のネバっとした響きに聴こえて、せっかくのチェロが勿体なかった。
発想は良い品物で、姿勢を変える、という観点では理に適っているけれど、「音を出す」ということを考えると、身体も楽器、響く素材、ということからすると、デンピュールやゴム、プラスチックはできるだけ、遠ざけておいた方がいいんだな、と再認識。
同様の形状のものを木で作ったり、ワラを詰めて作るとか、あ、そば殻とかもいいかも?とか色々アイディアが湧いてしまいましたが、とりあえず、「魔法の椅子」で良いだろう。
あとは、ひかがみ、そして母指球の取り扱い、脚、。
どれもこれもが、おそらく初めての試みとなるので、戸惑いも多かったと思うけれど、毎回、夫々音は変化していらっしゃいました。
Kさん、ご参加ありがとうございました!
お蔭で私も本番の中で色々と気付いたことの検証もできました。
腰かけた場合のひかがみの状態、そして左右の座骨、骨盤の使い方など。
そしてこれが、その後の大きな気付きの下地になったのでした。(続く)
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