右喉の違和感に気付いたのは、同期バンドの蓼科合宿から帰宅した翌日でした。
なんだか、声も出にくく、低くなっている。
手で触れてみると、3センチくらいの膨らみもありました。
でも、遊びすぎで疲れたのでリンパでも腫れたかな?くらいの気軽さで、その数日後、近所の耳鼻咽喉科の病院に行ったところ、
「ああ、これはおそらく甲状腺ですね。超音波検査をするので、あちらにどうぞ。」
と寝台に。
右には3センチ、そして左にも1センチの腫瘍らしきものが、ということで、即紹介状を持たされて、数日後、近くの大学病院で受診となりました。
いずれのお医者様からも、「それほど悪いもの、という印象ではありませんし、おそらく良性のものだと思います。ただ急に大きくなったということ、そして3センチもの大きさである、ということもでもあるので念のため精密検査を受けてください。」
ということで、2週間ほど前、腫瘍に直接注射して、中身を取り出して調べる細胞検査、そして点滴で造影剤を流しつつ画像を何枚もとるCTの検査をやりました。
良性だろう、とはいうものの、「甲状腺腫瘍」というものが出来てしまったということがショックでした。
心なしか、疲れやすくなっているような気もして、メンタルは急降下。
健康だけが唯一の取柄で、それをよいことに、深夜まで起きて、朝寝坊。
お酒も少しではあるけれど、ほぼ、飲まない日はない、といった暮らしでした。
でも自分でもできる限りのことはして、免疫力を少しでも高めよう・・
と本屋さんで様々な健康に関する本を探す。
その中にあった血流を増やすとよいという本に目がとまりました。出雲大社参道にある薬局のご主人によるその内容はどれも納得できることばかりで、私には向いていた。
まずは、一週間の夕食断食をして、消化器官を休ませ、掃除してやる。それにより、血流が増え、元気になる、というもの。
そして23時には眠る、というもの。
やってみると、これがとてもよく、体調も気持ちもかなり持ち直しました。
1週間たったけれど、この感じが気に入っているので、もうそのまま、1っカ月以上、夕食なしでの暮らしです。夕食がなければ、お酒も飲まない。
お昼には好きなものをバランスよくしっかり食べる、といういわば一日一食生活です。
体重はあっという間に2キロ落ちましたが、それ以降は横ばい。
でも、随分とスッキリとしました。特に顔のむくみがなくなった。っていうか、むくんでたのね。お酒で。
そして、甲野先生にお願いして祓い大刀。
これだけでも腫瘍が小さくなった心地でしたが、さらにご助言いただき、この夏休みはとある断食道場に一週間ほどお世話になる予定です。
「ここで、体質改善しておかれるのも良いかもしれませんね。」
とのことで、ご紹介いただきました。こちらは16日からで今から楽しみです。
実は数年前にも原因不明の全身のしびれと痛みを断食で治癒させたこともあり、私にとっては、有効かつ当たり前の治療方法です。
もちろん、近代西洋医学の恩恵もしっかり受ける。
いくら、多分大丈夫、と言われていても、腫瘍は腫瘍。
おまけに我が家の母方は癌家系。
想像は悪い方にばかり膨らんでいました。
遺言状書いておこうか、と思っていたくらいでした。
でも、だからこそ、良いこともあった。
死ぬかも、と思うと、本当にやりたいこと、やっておかねばならないことがよりはっきりした、ということです。
飲んでばかりじゃもったいない。
ということでお酒への執着が嘘のように退いて、クリアな心身で原稿書きや練習に励む日々となったのでした。
私にしてはせっぱつまって生きることへの真剣さが増したからこそ、色々な気付きも進んだのかもしれません。
ということで、本日はドキドキの結果発表日。
「大丈夫です!良性でしたよ!とはいえ、ほとんどないことなのですが、悪性に変化する場合や、今回の検査だけでは見逃してしまっている場合も考えられるので、今後は経過観察、ということにしましょう。次回は3か月後ですね。その後、具合はいかがですか?」
「検査の時に、腫瘍の中身を吸い取っていただいてから、今のところぺたんこになり、低くなっていた声も戻り、とても調子は良いです。」
「それは良かったです。ただ、この腫瘍というものはできてしまうと、消滅することはないものなのですね。なので、また膨らんでくるかもしれませんが、その時はまた対処しましょう。」
本当にほっとしました。
ほっとしたついでにうかがってみた。
「先生、このような腫瘍が出来てしまう、というのは何か原因や因果関係があるのでしょうか?
不摂生な暮らしとか、過度の飲酒とか、ストレスとか?」
「ああ、甲状腺の場合は殆ど関係ありませんね。体質というか、いわば、個性みたいなものです。」
・・・個性・・・先に言ってよ・・
とは一瞬思ったものの、腫瘍ができやすい個性であるのなら、今回はたまたま良性だったけれど、悪性のものも同じはず。
ここは安心せずに、やはり、今の暮らしを続けて、健康管理に心を配ろう、と改めて決意しました。
病院を出た後は近くのイタリアンに。
シャンパンランチで一人でお祝いしました。
あ〜〜〜長い一カ月だった!!
これでようやく晴れて夏休みです!
ログインしてコメントを確認・投稿する