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2016年08月16日00:52

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バッハ再考講習会・ファイナルコンサート 8月14日(日)


コンサートは素晴らしいものでした。

超一流の集まり、というのでは決してなく、考え方も技量も個々に持つ背景も様々な、でもバッハ演奏に真摯に取り組もうとしている気持ちだけは同じ音楽家が集っての演奏。

たった45分の練習が3回。楽譜が送られてきたのは講座の数日前、といった状況で、よくぞここまで、と思う程の集中力を全員が発揮できていたと思います。

考えてみれば、バッハの音楽というのは、もちろん、当時の名手の為に書かれた技巧的な器楽作品も多いけれど、カンタータなどは、いわば、教会やカフェといった市井の人々の為に書かれ、学生や教会に集う人々によっても演奏されている。

今回の様々なカンタータの演奏は、ある意味本来の形といっても良いのかもしれません。


今回、最も感動したのは中国から参加された盲目ノピアニスト・ダイ・ボ氏による演奏。

リハで初めて、その演奏を聴いたのですが、最初の一音を聴いたとたんに涙があふれ出してきて止まりませんでした。これは師匠の演奏以外では、滅多にないことです。

曲はラモーのアルマンド(クラヴィーア曲集第一巻より)

彼の紡ぎだすクラヴサンの音色は澄み切った清浄さでした。

いったいどんな世界が彼の心の眼には見えているのだろう・・・

すっかりこの曲が大好きになりました。



今回、レッスンで伴奏してくださったチェンバリストもやはり中国出身のユアン・シェン先生。
ユアン先生も」、本当に素敵な音色の奏者でした。

彼とご一緒できたことで、とても生きた実際的なイネガルの勉強をすることができました。

中国からは他にも数名参加されていましたが、その響きの感覚は、どなたも素晴らしく、レベルがとても高かったのが心に残っています。


コーヒーカンタータも、本番が最も良い出来となりました!
楽しかった!!

ソプラノの藤川迪子さんの声は講師のサラ先生とも通じるものがあり、シャンパンの泡がはじけているよう。チェンバロの大津知子さんと息もぴったりで、チェロのブレント・ウィシック先生のサポートもあり、コーヒー好きの少女の演奏に。

全員で合奏した、マタイ受難曲でも使われている有名なコラール(カンタータ161番・第6合唱)も感動的でした。

管弦楽組曲のオーボエパートをフルート2本、リコーダーでコンチェルトグロッソ的に受け持ったのですが、こちらも楽しかった。

練習の時は立ち位置が遠いこともあり、ファゴットとのアンサンブルが上手く行かなかったので、みんなで集まってパート練習。

中学生の吹奏楽部時代を思い出し、懐かしかったです。
このパート練習の甲斐もあり、本番は大成功。


リコーダーの林豊彦先生は新潟大学の教授で、アマチュアとはいえ、バロック演奏に関しての知識はハンパなく豊富。とても勉強になりました。

ご一緒したフルートの岡野真美さんは、まだ小さな二人の男の子(イケメン!)のお母さんでもあ
りますが、大変な時期の中、真摯な研鑽を積まれている、良い笛吹きでした。

その上なんと、笛吹仲間でいつもお世話になっている中田裕文さんのお弟子だった・・
そうか。隣で吹きやすかったのは中田くんの遺伝子を受け継いでいたからなのか・・と納得。

「え〜〜!?早く言ってよ〜〜〜」

と一気にお互い打ち解ける。

その上ファゴットの三木千津さんは、なんと香川県高松からの参加で、こちらも「え〜〜!?」
ということで、和気あいあいのパート練習となったのでした。


たった6日間とは思えぬ程のとても濃い絆の生まれた講習会でもありました。
ま、苦労を共にしたしね。本当にハードではありました。

渋滞の中、迎えに来てくれた夫にお寿司をご馳走し、帰宅。
本日は、ぐっすりと眠った上、さらにお昼寝。

一回だけ、新たな息の送り方でh moll ソナタを吹く。

自然にイネガルをつけたくなっているのが我ながらおかしい・・

・・・・・・・・・・・

お誘いくださった、奈良康佑さん、二宮 洋先生、他スタッフのみなさま、本当にお世話になりました。とても楽しく、有意義な6日間でした!




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