師匠・植村泰一先生のもとでのレッスンでした。
今日は寒くも暑くもなく、雨も降っていなかったので、徒歩で。
バッハ・タッチ方式の歩き方だと、坂道も本当にラクで驚きました。息切れせずに一気に上りきれる。
荷物まで軽く感じられるのは、おそらく、歩くためのエネルギーがさほど必要ないからかもしれません。
そうか!?それは、部分を使っていないから、全身が繋がっているまんま、ということか?と今、気付く。
劇的に変化した音をなんと仰ってくださるかな?植村先生も驚くのかな?と思いつつお部屋に入ったところ、練習されていた植村先生の音に驚いた。
・・・やはりあれしきで、喜んでちゃしょうがない、とすぐに思い知らされました。
それは3方向から聞こえてくる、どころではなく、もう部屋のあちらこちらから。さらにはレッスン室のドアを抜けて、玄関の扉の方からまで、返りがある・・
「先生、絶好調ですね。」
「う〜〜ん、楽器がいいの。」
いや、それだけじゃないだろ、と思いつつレッスン開始。
今回、ソロコンサート冒頭で取り上げるケックランの「2つのモノディ」をみていただきました。
最初の一音を吹いた瞬間に、「あれ?!」という気配が伝わってきた。
よっしゃ、手ごたえあり!
と、自分にしては上出来の仕上がり、くらいに思って吹き終えたところ、
「ふ〜〜ん、ようやく、安定してきたみたいね。」
と、比較的冷静に、でも一応は褒め言葉。
「でも、それだと、ただきれいなだけ。まだ、その時その時の音をきれいに出しましょう、という感じかな。こういうものは、より即興的に、ファンタジーを持って、何かを物語ってくれないと。ああ、きれいだったわね、で終わっちゃうよ・・」
と吹いてくださったのですが・・
先生はこの曲を演奏したことはなく、初めて知ったのだそうですが、そのほぼ初見の演奏が凄かった。
最初の一音で、小さな花がフワっと開いて、それが徐々に香立ち・・
次のシーンでは、にわかに、悲しいことが思いだされ・・といった具合で、それぞれに情景がまざまざと浮かんできたのでした。
「流石、ケックランだ。この曲いいね。」
「・・でしょう?先生、ソリといい、このモノディといい・・あんまり知られていませんけれど、そういう名曲探し出すのだけは、得意なんです!」
だけど、演奏は、本当にまだまだ、と思い知りました。
そしてレッスンは、ソノリテの半音階。
ようやく音作りのレッスンが出来る様になった、っていうことなのかもしれません。
それにしても、本当に、凄かった。今日の先生の音も音楽も、やはり進化されていました。
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