「3つの香り」 という素敵な名前を付けてくださったのは、メンバー小関めぐみさんのご主人でもあるフルーティストの中田裕文さんです。
3人のほぼ同世代女子のフルート3本によるアンサンブルです。
本日は、その何度目かの練習でした。
今回のメインはなんといっても新曲。
このグループの名前を付けた楽曲を作ってもらおう!それも毎年、違う作曲家に。
シャネルの香水みたいに、ナンバーリングして、何年か後には、オリジナル作品中心の「トロワ・パルファンNo.1〜No.3」のコンサートもやりたいね、と昨年集まった折に、メンバーに発案。
最初の作曲家は誰にしようか?と考えた時、すぐに浮かんだのは、一昨年、高松のフルートコンヴェンションに招いて頂いた折、オープニングで聴いた、地元の子供達の演奏による、素晴らしい作品。
爽やかな風が、瀬戸内海の穏やかな水面を撫でて行くような、本当に素晴らしく、心に語り掛けてくる暖かな名曲でした。
その作者は、多久潤一朗さん。
ハイテクニックを駆使し、自在にフルートで音楽シーンを駆け抜けている次世代フルーティスト。
彼が率いる、若者3名のマグナクトリオも、とてもかっこいい。時々、お猿の着ぐるみなど着たりもしているけれど・・・
彼の曲は、ただ目新しい、というのではなく、フルートならではの美しさ、そこはかとないユーモア、そして暖かさがある。
もちろん、現代奏法も沢山入っていて、それもスパイスとなりより音楽に奥行を与えています。
自然な倍音を感じ取り、それをアンサンブルで表現しているところも素敵要素のひとつなのかな、とも思う。
ということで、お忙しいとは思うけれど、と恐る恐る交流がある、という小関・中田夫妻を通して打診していただいたところ、快諾いただき、今回のオリジナル作品が生まれました。
しかし・・・
最初に途中までの楽譜が届いた時は驚いた・・
・・・・吹けるのか?
まあ、とにかく、とても難しい。
そして、全曲仕上がった、と楽譜が届いたのが4月の26日だったか・・
連休返上で(遊んではいましたが、それ以外は練習)譜読みと練習をしての本日の合わせ。
難しいけれど、それ以上に音出しする前からスコアを読んで、本当に、素敵な曲だ、と思いました。
ワクワクドキドキが沢山詰まっている。
楽曲を通してではありますが、若い才能との交流が楽しいです。
多久さんからはメッセージも頂きました。
「色々なエッセンスを混ぜ合わせて新たな香りを作り出す工程を曲にしました」
まさに、「トロワ・パルファン」はそういうアンサンブルのチームで、この曲もそのせめぎ合いと調和がとても良く表現されています。
以下、「ザ・フルート」に掲載してくださった拙文ですが、こちらにも。
トロワ・パルファン コンセール vol.2
『トロワ・パルファン』とは、フランス語で『3つの香り』という意味。名付け親は中田裕文さんです。
昨年、第一回目のコンサート開催が決まった時、周囲からは随分と驚かれました。
夫々の個性・志向はバラバラで、ぶつかり合うくらいだからです。ところがそのぶつかり合いが、
むしろ思いがけない調和をもたらす原動力となり、新たに深い香を作り出すこととなりました。「大
人可愛い私達のイメージで」と委嘱した、鬼才・多久潤一朗さんの作品『Trois Parfum』の初演
も今回の聴きどころです。様々な世代の皆様にお越しいただき、楽しんでいただければ、と願って
います。(白川真理)
6月25日(木)19:30開演
鶴見区民文化C.サルビアH,3F音楽ホール
全席自由 3000円
プログラム
ホフマイスター トリオ(ニワトリ・カッコウ・ロバ)(小関・日比野・白川)
カーク・エラート ソナタ「アパッショナータ」(小関)
カステレード 笛吹の休日(日比野・白川・小関)
ドビュッシー シリンクス(日比野)
多久潤一朗 Trois Parfum(委嘱作品)
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第5番(白川)
クーラウ トリオ Op.13−3(白川・小関・日比野)
どうぞ、お越しくださいませ!
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