家族3人揃う貴重な休日はお墓参りに。
途中でお蕎麦でも食べようと、店の裏の駐車場に車を停めました。
お蕎麦もとても美味しく、みな満足で、では出発、という時、お店のアナウンスが。
「只今、脱輪事故が起きました。申し訳ございませんが、店の裏の駐車場に車を停めたお客様は、しばらく車を出すことができません。どうぞご理解、ご容赦のほど、お願いいたします。」
というもの。
裏手に出てみると、黄色い、国産の小型車がななめになった上り坂のところで、右側の車輪を脱輪していました。
運転されていた初老の男性は恐縮しきり。連絡したけれど、助けてくれる業者が来るのは1時間後、とのことで、用事のある方は、ここからの往復のタクシー代を出すので、それで行ってください、とまで仰る。
幸い、中に車を閉じ込められた側は、みな、美味しいお蕎麦のせいか、声を荒げる方も居なく、こちらも、ことさら急いでいる訳ではないので、「まあ、まあ、お互い様ですから」と和やかな様子のまま、待つことに。
夫も「これ、当事者になったら、大変だよ。」と。
おそらくドライバーの皆様もきっと同じ思いだったのだと思います。
私は車内から麦わら帽子を出してもらって、近くの公園に散歩に。
30分程して戻ると、業者からは、さらに遅れるとの連絡があったそうで、流石に雲行きもやや怪しくなりかける.
と誰ともなく、「みんなで持ち上げてみましょうか?」ということになりました。
「・・・でも、我々、みんな年寄りばっかりですね・・」ととある男性。
確かにどうみても、みな還暦は超えているかな、といった感じ。
「家に若いのが・・」
と日影でスマホをいじっていた息子を呼びよせてみたものの、薄っぺらい、虚弱体型で、たいして役に立ちそうもない。
それでも、人数でなんとか、と思っていたところに、丁度食べ終わって店を出てきたガタイの良い屈強な30代くらいの若者が登場!
みんなの顔は期待に輝き、おじいちゃま達も含め、その若者を中心に、息子も夫も加わり、総勢10名で、無事、その脱輪した車を持ち上げ、道に乗せることができたのでした。
上手く行った瞬間には、思わず拍手が沸き起こる。
お互い笑顔で「いや〜、良かったですね!」
と夫々の車に乗り込み、夫々の目的地に。
見知らぬ同志の、一時の触れ合いが嬉しい、ハプニングでした。
ログインしてコメントを確認・投稿する