リペアマン綾部真樹さんが、年末にお預けした初代ルイ・ロットのオーバーホールが終了したとのことで、本日家まで届けにきてくださいました。
5代目ロットも、低音を出す時に左薬指の圧をやや増やさなくてはならないのが気になっていたので、その微調整もお願いする。
どうも部屋の乾燥なども影響しているらしく、昨年無事だったタンポがかなり縮んでしまったのが原因らしい。
・・そういえば加湿器の具合が悪く、ここ数日付けていなかった・・
こちらはおそらくカルキの詰りということで、クエン酸をつけて掃除してやると良いですよと、フルートのみならず、加湿器の手入れの仕方まで御教え頂く始末・・
御昼を挟んで、ほぼ一日時間をかけて初代、5代目、そしてヤマハ212綾部モデルの3本のフルートを調整していただきました。
みんなピカピカに。
ピカピカになっただけではなく、微調整していただき、より響くようになりました。
特にオーバーホールした初代はちよっととんでもないモデルになった。
倍音がとても増えている。
加えて、よりPが出る様になり、使う息も半減。
つまりより長いフレーズが吹けるようになってびっくりした。
楽譜に書いたブレス記号をジャンジャンと消すことが出来る日が来るとはね。
息が続かないのは昔からの一番のコンプレックスだったので、夢みたいだ。
加えて強弱陰影の幅も広がっている。つまり表現の幅が広がった。
秘密はシュラック。
カイガラムシの分泌物で、木工ボンドが生れる以前の昔はこれを使うのが当たり前だった。
もちろん、以前も使ってはいたのだけれど、それをより効果的に使う綾部さんの秘密の手技の賜物。
以前も凄かったのに、さらにアップグレード。
もちろんフルートは好きだけれど、整った穏やかな日常や、楽しいこと、遊びを犠牲にしてまでとはもう思えず、70歳を前にして、人生の残り時間は猫と自分と家族ファーストで生きていくんだもん、と思っていたのに、これじゃあ、フルートメインになっちゃうじゃん?
とちょっと困っています。
一度吹き始めると、フルートを置くのが嫌になるくらい夢中になってしまう笛。
まさに「魔笛」。
いや、困ったもんだ。本当に。
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