本日は常連のピアニストおひとりの個人レッスンとなりました。
ここ一カ月の気付きを中心に。
ぜひとも試していただきたかったのは、自分自身でもピアノを弾くときに行っている「かくなりタックル」
私の中では「タガメタックル」という名前になっているもの。
いつぞやTVでみた、ガツっとタックルするタガメの感じが最もピッタリとくる感覚だから。
流石、すぐに腕の軽さと腰からの繋がりの変化を感じとってくださった。
もちろん、同じピアノとは思えないほどの変化。
さらには、先月のメイン、「猫」。
四肢も大きく影響しているのだろうけれど、何より、命門の取り扱いの変化によって、より腕が天井からつるされているような感じとなる。
つまり浮きがかかる。
と、これまでのフルートにおける変化をピアノでも再確認させていただけた内容となりました。
そして、ここ数日の、私の新たな音の概念、音出しの仕方の変化のお話しを。
これは、先日、蠣崎さんと一緒に演奏させていただいた折に気付いたこと。
オーボエとフルートだからこそ、気が付けたのかもしれません。
何故、同じメロディーを吹いて、こんなに私はださくて、あちらは洗練されているのか・・
録音聞き返して、ようやくその原因が一昨日くらいから聞き取れるように。
最初のパーカスとその後の処理の仕方の違い。
私の「音を出す」という概念が大きく変化したこの数日でした。
とはいえ、これが本当により良いものになっているか、大きな変化となっているか、はまだ自信がなくて、明日のレッスンで植村先生に聴いていただこうと思っていたところ。
今回、その新たなやり方をTさんに聴いていただいたところ、ただただ驚かれていた。
「本当に、グッと立体的になりますね!」
「よかった!やっぱり違う?」
「はい!」
ということで、まだまだ手の内にはなってはいないけれど、このやり方で様々なアプローチを進めてみようと思う。
実はこの音のパーカスとその後の瞬時の処理、というのはピアノの砂原さんにも共通していることというのも、今回ようやく気が付いた。
同じ管楽器での良いお手本を聴くことで、私の耳の粒子も少しはきめ細かくなったせいかもしれない。
そして思い出したのは2014年に気付いて大騒ぎしていた「バッハ・タッチ」
その折、砂原さんからもお話しをうかがい、クラヴィコードも触らせていただいた。
あのクラヴィコード、そして3434の運指を可能にする身体性。
それらのもっていた、より深い意味に初めて気が付いた。
そう、この講座の中で。
それはおそらく、タガメタックルとネコでより身体が繋がり浮きがかかっていたせいもあるだろう。
2014年は今に比べたら、まだまだツギハギだらけの、たるみのある「死に身の身体」(@願立剣術物語)だった。
現在の身体で、改めてピアノでバッハタッチをお試したところ、ピアノの鍵盤から響きが指先を逆流して肘のあたりにまでくる感覚に。
音も、通常、ピアノは出した瞬間から減衰するのだけれど、響きが身体に逆流するので、不思議なことにクレッシェンドしているように聴こえるほど。
これはTさんも同様で。
ひじまで響きが逆流する感覚は、泡のお風呂に腕を浸けているようで、とても気持ちが良い。
指や腕の中にも細かいシュワシュワとした泡立ちがあるような心地。
本来、鍵盤楽器ってこういう気持ちよさがあったのかもしれない。
だからこそ、あの小さな手元楽器・クラヴィコードで練習していても、パイプオルガンもチェンバロも弾くことができたのだろう。
クラヴィコードも演奏される砂原さんのピアノタッチには、この響きの逆流が反映されているのかもしれない、と色々と憶測・・今度うかがってみよう・・
と、あまりの違いに二人でただただ
「・・・違いますねえ・・」
「・・ねえ・・違いますねえ・・」
と茫然とひたすら繰り返すだけの会話となってしまったのでした。
しばらくした後、ハっとした。
・・・フルートだって・・
バッハタッチは私のフィンガリングの基本で、つまりは上下運動ではなく螺旋構造にのっとった動かし方をする、というもの。
だからこそ、昔にくらべると格段に指は動くようになった。
でも、まだまだ従来の「常識」に捕らわれたままの落とし穴にはまっていたことに気付く。
ロングトーンの時も同様にするべきだった!
と行ってみると、響きもそうだけれど、こちらもまた、ピアノ同様にシュワシュワと響きの泡の逆流が指、腕に感じられてとても心地よい。
なんなんだ!?今までやってきたことって・・と情けなくなるも、まあ仕方ない。
その程度の技量であり、耳でありセンスなんだから。
こうして気が付けただけでも感謝しないと。
どう考えたって指先を固定してしまう、ということは全身を縛ることにも等しいのに。
こんな当たり前のことに、今頃気付くとは・・
これで演奏したところ・
「・・・違いますねえ・・」
「・・ね、本当にねえ・・」
と再び、ただただお互い繰り返すだけの、さらに茫然とした会話となったのでした。
ちょっと今回、恐ろしいくらいに、気付きが続いた講座でした。
じっくりピアノと取り組めたのも良かったのでしょう。
Tさん、ありがとうございました!
一緒にお茶してお別れした後は、久々にバーゲンに繰り出す。
ここのところ、練習が面白くて、何も買っていないし、バーゲンやっててもあまり関心もなく横目でああ、と通り過ぎていた。
先日、蠣崎さんと砂原さんに
「最近、お酒を控えて、早寝早起きで、練習するようにしてるの。」
と言ったら、
「それは最早、『白川真理』じゃないでしょ!?」
と面白がられたけれど、実際、それくらいのつもりでやらないとお二人の無駄遣いになってしまう、と覚悟は決めていた。
でも、その甲斐あっての本日の気付きはちょっとお祝いしてもいいくらいのもの。
・・ここが私の甘さかもしれないけど・・
人生の税金はこまめに払っておいた方がいい。
散財はお布施でもある。(?)
ということで半額になっていた麻の定番の白いシャツとこれまた麻の白いフォークロア調のロングワンピースをみつけ購入。
その後、30パーセントオフでオリーブの木で」できた小ぶりのまな板(大きいのは既にあるのだけれど、これはカナッペ並べるトレイ替わりに)を購入。
気持ちもお財布も軽やかに帰途につきました。
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