夏休みでもあるし、猛暑でもある・・
きっと参加者は事前にうかがっていた初参加のフルートWさんおひとりくらいかな?
と思っていたら、もうおひとり、6年前に、この講座の無料体験を経験された、というハモニカのHさんも。
さらには、先週初参加された楽器製作者のMさん、常連のマリンバYさん、そしてヴァイオリンのXさんも。
にぎやかな5名の参加となりました。
初参加のお二人にはこの講座のセレモニーでもあるウェルカム椅子倒しを経験していただき、即実践していただく。
今回は5名でしたので、それぞれに演奏していただいて、お悩み相談に答える中で、私の気付きを紹介していく形となりました。
フルートの方は、口元や顎がすぐに疲れてしまう、とのお悩み。
演奏していただくと、予想した通り、身体の裏側、というか、本当は表側の背中と下半身があまり演奏に参加されておらず、そのツケを口元で払っている、という症状。
かくいう自分も、もし昨年11月29日に酔って電柱にぶつかって唇を切らなかったら、フルートはそうやって吹くもんだ、と思っていたであろう吹き方だった。
逆に言えば、それだけ、口元というのは、腕同様に器用だし、人がいいので、間に合わせてくれもする。
ということで、処方箋はやはり「中庸としての命門」
一旦楽器を置いて戴き、参加者全員二人組になって手刀で押し合う稽古で違いを感じ取っていただきました。
初参加、2度目の参加の方でも、この違いはアリアリで、驚かれていました。
そして、フルート。フルートの構え方も、プチカヤック、そして、なるべく二の腕を介入させないやり方で。
あまりの響きの違いに本人もそうですが、周囲も驚く、というのはいつもの光景ではあるものの、やはり嬉しい。なんというか、本来のご自身を取り戻す瞬間に立ち会う喜びがある。
ハーモニカの方のお悩みは、上手い人に比べて、自分の音は幾分浅いのではないか?という違和感。こうした違和感をご自身で持たれる、というのは、とても勇気のいることではないか、と思う。
やはり命門の効果も絶大でしたが、Hさんは、鼻方面への流れが滞っていらしたように感じたので、マイブームの喉の話を披露。
ここでも、一旦楽器を置いていただき、全員でエーデルワイスを音名で歌う。
最初は、いわゆる「良い姿勢」で。合唱コンクールとかでありがちな・・・
次に、命門。これだけでも大きく違ったのですが、加えて、喉、そして懐かしの「るろうに」も。
本当に、思わずお互い笑ってしまうくらいに響き声量ともに増して、部屋がワンワンするくらいの4大合唱に。
Hさんは「・・実は合唱もやっているのですが、本当に違いますね・・・でも、一人だけこんな姿勢では・・」
と苦笑されている。
実際、合唱にしても楽器演奏にしても、背骨、伸ばしすぎでしょ、と思う。
でも、これは今の私のレベルでの感想、感覚であって、もしかしたら、のばした世界でもうまくやれている人はいるのかもしれないし、そのあたりはなんともいえない。
これも、脚の曲げ伸ばし同様、見た目だけの話ではない。
さらには、鼻でハーモニカを吹いていただいたところ、ずっと素直な良い響きに。
「ね、口は嘘を付くんですよ〜」と、その直後に口で吹いていただいたところ、やはり本来の響きに戻られました。
2回目参加の楽器制作者Mさんは、かなりラクになって、楽器の仕上げ方まで変わってきた、という嬉しいご報告を。先々楽しみです。
とはいえ、まだ右の背中に滞りが、とやはりご自身で違和感を持てるようになっているところも進化です。
音を聴き、拝見すると、やはり仰る通り、右背中にツマリが。
「ああ、これは、今まで、何年か身体をねじって使ってきた名残ですね。左右対称に整えたのち、ねじって、というところからきているので、これに効くのは・・・」
と杖を取り出し、下段抜きの稽古を。
私のものは、なんちゃって、ではあるものの、それでも、命門や数々の気付きで身体が変化してきたせいで、久々なのに、とても速くできるようになっていて、我ながらびっくり。
この下段抜きがもたらしてくれる身体が「蔵王権現」。Hさんが体験でいらしたときのマイブームだった・・
でも、当時は、まだ左圧縮右解放の感覚は自分にはなかったな・・・
ということで、右のツマリの解消にはこれが一番。
「まあ杖がなくても、フルートでもできるんですけどね・・いやじゃなければだけど・・」
とフルートでやってみせたところ、ノリの良いお二人とも、金の楽器をクルリと回し、そのまま口元に。
一気に問題解決で、やはりさらに本来の響きに戻られた。
ヴァイオリンのXさんはG線上のアリアを弾くときに上手くいかない、というご質問。
周囲の音も気になって、ということで、弾いていただいたところ、左手親指が邪魔していたようだったので、とある器具やヒモを使って改善。
常連さんでもあるので、身体だけでなく、心からの働きかけ方も試していただく。
「天国だけじゃなく、地獄のことも考えてみたら?泥の中から咲く蓮の花みたいな。」
と自分自身の最新の気付きというか、変化を及ぼした、法然や親鸞の話を。
この話がもしかしたら、一番変化をもたらしたかもしれません。
ピアノやディミニュエンドでは、ともすると、エネルギーまで減らしてしまって、響きが損なわれることもしばしばなのですが、そうしたことがなくなり、深いところから、スッとピアニシモが出るように。
これは、腕、口、以上にでしゃばってくる脳を混乱させ、よそ見させる効果もあるのかもしれません。
念仏三昧、改めて、奥が深そうだなあ、と益々、気にかかります。
常連のマリンバYさんは、前回の「左小指から」の成果著しく、右手の連動がとてもうまくゆくようになったとのこと。
叩いていただいたのを聴いて、すぐに、「もっと内側のテンションがあってもいいかも」と感じたので、一度、限界まで命門を動かし、そのあと、緩めていただいたところ、やはり、ありありと変化。
「そうだ!」と思いつき、ここで、全員に
「つまりは、パーからグーではいけません。グーからパーなんです!」
とシステマの「リラックス方法」(決してただダラっとするものではありませぬ)も取り入れて、行っていただいたところ、またしても響きが増したのでした。
今回は、参加された方が多かったこともあり、特に新しい気付きはなかったけれど、でも、人はみな本来持っているその人それぞれの何かを探し求めているのだな、という思いが強く湧いたのでした。
決して私は浄土宗、浄土真宗を信仰している、というのではないけれど、思わず「南無阿弥陀仏」と心の中で唱えることが増えてきています。
結局は、自分の演奏、芸術のため、ではあるにせよ、今日の講座も何かしら、こうして一緒にご縁があって、過ごすことができている訳で、そうしたことがただただ有難くて、やはり「南無阿弥陀仏」です。
繰り返して唱えてみると、ナムアミのあとのダブツが結構エネルギーが必要で大変です。
ここで、息と身体が物凄く変化する。
こんなことばかり考えているくらいだから、信心、救いからは程遠い輩ではあるのですが・・
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!!よい一日でした!
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