特技と言ってよいものかどうか・・
とにかく、偶然、外出先で知り合いに会う率はとても高いと思います。
つい先日も、代官山の音楽家講座の帰り道、自由が丘で大学の頃のフルートの同期、Iくんとバッタリ。
そして本日は、相模大野の駅のホームで岩城正夫先生にバッタリ。
それだけ、ウロウロしていることが多く、知人も多い、ということかもしれませんが、かなりの率であることは確かです。
その上、つい先日、古武術奏法講座の折、Oさんとの会話で、岩城先生が登場したばかり。
あまりの偶然にびっくりです。
岩城先生は、変わらぬダンディな、いたずらっぽい笑顔で、
「丁度、今日あたり、白川さんちに僕からの包みが届くはずですよ。楽しみにしていてくださいね。」
と謎の言葉を残して、やってきた電車に颯爽と乗り込まれました。
いずれまた、と思いつつ、結局昨年は一度もお会いできなかったな、と不義理を申し訳なく思いつつ、また無性に岩城先生のもとをお訪ねしたくなりました。
そして帰宅したところ、本当に先生からのプレゼントが!
以前は、「人の顔は難しいので」と猫の顔の「鳴子こけし風猫木像」をプレゼントしてくださった。
今回は、「新たな発見」に基づいての、「鳴子こけし風地蔵尊」。
おおらかで穏やかな笑顔は、そのまま岩城先生の心境を写されているようでもある。
・・問題は・・・
恐れ多くて、首を回して音を出しにくい・・というところではありますが、回してみると、囀り始めた若いウグイスの鳴き声のような可愛い音。
今回、お手紙には以下の記載がありました。
『(前略)思い返してみますと鳴子こけしを作り始めたのは2007年頃と記憶しますから、それからずっと8年間以上ものあいだ柔らかい木材だけでは鳴子こけしは作れないと思い続けてきましたので、今回の体験は驚きと反省と嬉しさとが混在したものです。
何度試みても出来なかったことが何故いまになって出来るようになったのか、興味深いものがあります。それによく似た体験が思い出されました。
40年前、何百回きりもみ実験を試みても火は起きなかったのが、7年間ほどの失敗続きの体験後、あることがヒントになってとうとうきりもみ式発火法に成功できたときのことです。』
今回は、前作よりも、柔らかい木材で出来ている。
8年に渡る失敗の連続から導かれた成功。でもこの成功ももちろん、岩城先生にとっては途中経過にすぎず、未来からみればこれもまた失敗のひとつにカウントされるのだろうか・・
地蔵尊のお顔もこんなことを考えると、ただ慈悲深いだけでなく、「ちょっとやそっとの失敗でめげるんじゃないよ」と厳しく諭し励ましてくれているようにも見えてきます。
・・・余計に、首、回せなくなってしまうではないですか・・先生・・
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前作の猫、今回の地蔵尊、そしてミギー
ミギーは映画『寄生獣』を観た折に、映画館で購入し、ずっとフルートケースにつけていました。
シンイチの脳を奪いそこなったまま右腕に寄生したミギー。人間のことを学ぶために、膨大な読書をするシーンがありますが、あれは、そのまま岩城先生がモデルだと思う。
本来、人間を食べる生き物である寄生獣であるミギーですら、その学びによる知性で、人間と共生出来る様になり、深い絆も生まれる。
なのに、同じ人間同志、それができずにどうする?と自分への戒めも含めて、下げていたものでした。性格悪いので。
それが、一カ月くらい前、落として失くしてしまい、がっかりしていたのですが、もしかしたら、もうミギーが居なくても大丈夫、ということなのかもしれません。
ああ、でも懐かしい。私のミギーは今頃何処に?写真、撮っておいて良かった。
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