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2015年08月13日22:18

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夏休み (主に食べ物)日記

8月9日(土・晴れ)

朝6:15に出発し、午後1:00には到着。

ホテルは山形グランドホテルで、朝食付き一泊4000円、という格安プランをネットで見つけました。
心配していたのですが、お部屋も広く、昔ながらの良いホテルでした。

特に予定は決めていなかったので、ホテルから歩いて行ける市内観光に。

文翔館という洋館が素晴らしかったです。
1時間以上、じっくりガイドしていただいたのですが、特に時計の話に感銘を受けました。
これにより、ひとつ気付きも。こちらはまた後日。
復元と復原の違いも。ただ形状を元に戻すのは、復元。素材のひとつひとつに拘り、同じものを創り上げるのが復原。この洋館は、全て、職人たちのこだわりの下、復原されたそうです。
そのひとつひとつの細工は本当に緻密で美しいものばかりでした。解説に聴き入っていたのと、圧倒されたのとで、写真を写すのを忘れてしまったくらい。アンティーク家具が好きな私には垂涎ものの洋館でした。

何より、山形県人の人柄、気質を偲ぶことができたのが面白かったです。
香川県同様、教育県で「資源は人」

民意の高さは、こうした多くの洋館からもうかがい知ることができます。でも何よりも、その食事。
どこで何を食べても美味しい。素材も味付けも、洗練されているのではないか、と・・

高知の食もかなりなものですが、繊細さ、という意味では、ダントツ山形。
何処で何を食べても美味しい。

残念だったのは、「ヤマブドウの財布」。
5年前、旧友、フクのお店から私の下にやってきた、ヤマブドウの籠は山形産。なので、今回の旅行では、同じ山形産のヤマブドウの財布を買おう、と決意してきたのでした。

目的のお店はすぐにみつかり、求めていたサイフもあったのですが、それはサンプルで、なんと2年待ち・・

2年先のことは、ちょっとわからないし、やはり、実際に手に取って気にいったものを買いたい、、と今回は諦めました。

夜は老舗のお蕎麦やさんで。こちらもまた大感激。
ソバもツユも最高でした。



8月10日(日・晴れ)
バイキングスタイルの朝食も美味しく、特に郷土料理「だし」が気に入りました。
胡瓜をとても細かく刻んで、だし汁と合わせたもので、これを冷奴に。おかゆにもトッピングしてみましたが、とても美味しいです。

今回の一番の目的立石寺へ。

松尾芭蕉が、あの有名な「岩にしみいる蝉の声」を詠んだお寺です。
大きな銀杏の木が素晴らしかったです。

石段はさほど急ではなく昨年の熊野古道に比べれば、らくでしたが、それでも汗だくに。

岩肌の感じが独特で、少しパウダリーな肌。同じ杉でも、関東地方のものとは、葉の色も、大きさも異なり、より黒々と大きい様な気がしました。

そのせいか・・

「岩にしみいる蝉の声」というのは、実は、心象というよりも、実写だったのでは?というとんでもない感想が浮かぶ。
この日も、セミは沢山鳴いていたのですが、不思議とさほど、うるさくは聞こえなかったのです。

それは、この岩肌と、木々に吸い込まれていて、音響が和らいでいるのではないかしら?と思った次第です。

立石寺に行かれて、同じ感想を持った方、ご一報ください。

参拝後は、茶店でかき氷ミルクを。

思いの外、早く参拝し終えたので、午後は、遠出ですが、月山8合目に。

山形市内から月山は、いくつものトンネルを抜け、深い山々の間を抜けていきます。さらに月山はヘアピンカーブの続く山道。

ここに咲いている草花は、みな見たこともないものばかりで、空気もひんやりしていて、別世界でした。

夜は山形市内のステーキハウスで、山形牛。

目的のお店は、お盆休業中だったのですが、その真ん前にあるステーキハウスはやっていたので、恐る恐る入ってみました。小さな、内装もさほど凝っておらず、テーブルクロスも布ではなく洋食屋さん、と言った雰囲気だったので、とりあえず、中くらいのを、と3500円のヒレステーキを頼んだのですが、これが大当たり。程よく脂ののった美味しいヒレでした。

あ〜〜満足。

締めに、蕎麦を、とうろついたのですが、山形市の夜は早く、まだ9時だったのに、みんな店仕舞い。残念でした。

深夜、目賀さめて、また気付きが。昨晩もそうですが、今回、夜中に色々気付く。ヘンです。
内容はまた後日。


8月11日(月・晴れ)
昨日、月山へ向かったのと同じルートで今度は羽黒山に。最初は、五重塔を観たあとは、車で山頂の社殿にお参り、と言っていたのに、夫は「やっぱり歩こう!」と言いだし、仕方なく、こちらも歩くことになりました。

五重塔も、爺杉も素晴らしかったのに、その感動も何処へやら。汗だくで、クタクタになったきつい1時間の山登りでした。でも、流石に、充実感ははんぱない。

おまいりし、今度は、バスに乗り車を停めた、ふもとの駐車場近くに。
山門近くのお蕎麦やさんでお昼。こちらも美味しかったです。

羽黒山の後は、酒田に。

私の講座に山形から参加されたIさんが案内してくださるとのことで、待ち合わせ、市内の見どころをご一緒させていただきました。特に行きつけの昔ながらの喫茶店、楽しかったです。
Iさん、ありがとうございました!


その後は、湯の浜温泉に。漁師さんがやっている浜辺の民宿で、海の幸三昧というところ。
宿の漁師さんは、びっくりするくらいのイケメン。重い荷物もサっと持って案内してくださいました。

日本海の砂は黄粉みたいに肌理が細かく、サラサラしていて、気持ち良かったです。
日本海は、少し暗めの濃い青。夜8時には浜辺で花火大会もあり、海で見る花火は格別に美しかったです。

しかし!

残念なのは、お料理。

沢山、ドっと並んで、見事なのですが、何故か美しいと思えず、写真を撮る気が起きなかった・・
この嫌な予感は大当たりで、いや、もちろん、いくつか美味しいものもあったのですが、普段、こちらでスーパーで買って食べているのとほぼ同じか、以下レベル・・

一番美味しかったのは、枝豆だった・・

「漁師の作る海の幸料理」という触れ込みで、TV番組にも各種、取り上げられているので、まあ、大丈夫かな?とポチっと決めたのですが、いや〜〜〜本当に残念です。

お刺身も、鯛の兜揚げも、カニも、なんというか、おおざっぱな感じ。
付け合わせのキャベツも、私並み、つまり素人レベルのゴジゴジの刻み方。おまけに、ぐったりしていたし・・あらかじめ切っておくのは仕方ないにしても、保存の仕方がきっと・・

良い教訓になりました。
料理はやはり、漁師さんじゃなく、料理人が作るものにした方がよい。


料理でこけると、写真を撮る元気もなくなり、今回、ここの写真は一枚もない。
でも、日本海は素敵でした!



8月12日(水・晴れ)
早朝から日本海に沿って南下し、新潟を通り、湯田中へ。
海沿いのドライブは素敵でした。途中、お店で、酒袋でできた、可愛い小銭入れを1000円で購入。これも、今持っている籠にぴったりです。
ヤマブドウのお財布は40000円だったので、随分、節約・・

湯田中の『よろずや』は、偶然みつけたのですが、お風呂が素晴らしい。
昭和の頃に創られた贅を尽くした大浴場と、庭園のような露天風呂。
お風呂ひとつがまるまるアンティーク。今回の旅行は、他の日程を節約して、最後にドンと贅沢して締めよう、と企画。

昨日が外れだっただけに、期待が高まる。

早くついたので、街を散策しましたが、小さな街で、さほど見るところもない。ということで、駅の反対側にあったお店で生ビールを買い、今回の旅、初めての「昼ビール」となりました。やっぱりウマイ!!

「よろずや」は、期待以上に素晴らしく、まさに「おもてなし」の宿でした。
こういう宿では、やはりチップ、心づけが必要だった!と狼狽。

母のバッグの小さなポケットには必ず千円札を畳んで入れたポチ袋が入っていたものです。
おそらく、戦前の女性にとって、これは「嗜み」のひとつだったんじゃないか・・

ドイツに居る頃は、あちらの習慣、ということで、私もチップを渡すことはあったけれど、あちらは、お金をそのまま。

日本では、ほぼ、そうした習慣とは無縁のカジュアルな宿ペンション、もしくは近代的ホテルしか使っていなかったので、専属の中居さんに、色々と説明を受けつつ、慌てる。

「じゃあ、奥様用に、少し小さな浴衣をお持ちしますね」と席を外したすきにティッシュで1000円を包んで、その後「不調法で、ポチ袋、用意していなくてごめんなさいね。」と渡す。

大人の気分。

お風呂も、お料理も、インテリアも最高でした。

プロの料理人の繊細かつ力のある美味しいお料理に、夫も私も大満足。

何事もプロ、って大事だ、と改めて思う。
プロとアマの違いは、細部にどこまで拘れるか、気付くことができるか、ということかもしれない、と改めて思う。自省もこめて。

ネット検索していて、たまたまこの日だけ空いていて予約した宿。
今朝のご飯も、お品書きがあるミニコースで、サービスしていただけるものでした。
こちらも、本当に美味しかった。朝は普段は食べないのに、完食。

一泊二日、二人で50000円以上したので、若干、贅沢ではありましたが、価値は十分。あのお料理とお風呂でこの値段なら妥当というか、むしろあのお宿では格安プランだと思います。

英気を養って、結局体重も2キロ増えて、夫婦の絆も取り繕った夏の小旅行も無事終了。
明日からはまた、しっかり働いて、3キロ痩せたいと思います。










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