甲野善紀先生を迎えての音楽家講座はもう10年続いています。
それは、新宿ドルチェ楽器(当時はパウエルフルートジャパン)さんが、快く、会場を貸してくださったお蔭です。
当時は、現在程には甲野先生のお名前も知られておらず、「武術と音楽?」とどの会場でも不信な目で見られ、断られていたのでした。まあ、そうだろう・・
会場探しは一番の問題でした。
音が出せる、音楽関連の施設では「武器はだめ!」
武器が大丈夫な武術関係の施設では防音していないので「音はだめ!」
それを、「面白そうですね!」と応援してくださったY社長はじめ、店長のIちゃん(同い年)。
新宿の一等地で、コンサートも開催できる素晴らしいホールでの講座は、参加された皆様と共に醸し出す独自の熱気があり素晴らしいものです。
音楽家講座の参加費は3500円で、10年前からそのままです。2か月に一度の開催。
若い方、収入が安定しない方でも、2か月節約すれば捻出できるのでは?と参加しやすいようにと設定しました。
最初に企画を立てギャランティをおそるおそるうかがった私に甲野先生が
「私は仕事を金額で選んだことはありません。やりたいか、やりたくないかだけで決めているので、謝礼金額に関してはおいくらでも大丈夫です。これは、初めての試みなので、私もやってみたいと思っております。」
と仰ってくださった言葉に甘え、本当にお車代くらいしかお礼が出来ない回も何度もあるまま、10年、続けさせていただくことができました。
でも、消費税も上がり、会場費もジワジワと値上がりし、今の受講料では厳しくなってまいりました。先生は、「この講座では、色々と気付きもいただいているので、大丈夫です。」と仰ってはくださるものの、主催者としては毎回、冷や汗もの。申し訳ない思いです。
かといって、「必死の動員」というのは、この講座の趣旨とは違う。
強く求める方、ご縁のある方だけが集うからこそ、10年続けてくることができた、と思っています。
これはもう、鶴見だけになってしまうかな?新宿での開催回数を減らそうか?
それとも新宿だけ値上げしようかな?と色々悩みましたが、やはりできれば値上げはしたくない。
こんな話を夫にしたところ、数日後に、「内々でしか借りられない、一般には貸してもらえない、リーズナブルな、あるスペースがある、とYが教えてくれたんだけど、そこの人に会ってみる?」
とのこと。Yさんとは、夫が会社に入社した時の同期で、お互い、もうその企業は辞めていますが、それ以来の仲良しのお友達です。
特に夫に頼んだ訳ではなく、食事の話題の時、ちょっと愚痴ったくらいだったのですが、ササっと色々と周囲に聞いてくれていた!?というのが有難い。そしてYさんも、本当に感謝です。
どんなに親しくても、こうしたことは中々していただけない、と思います。
私もゲンキンで、こんな時はとっておきの笑顔と声で、「ありがとう!!もちろん!?」と話はトントンと進み、今日は、そのご紹介してくださった社長さんに会いに夫と一緒に東京まで行きました。
ゴールデンウィークは人も減っていて、観光客で駅は混雑しているものの、電車も比較的すいていて、東京ものんびりした顔になるような気がします。
お会いした社長は、なんと偶然にも私と同郷、高松のご出身。高高ではありませんでしたが、親戚は高高出身が沢山おりますよ、とのこと。
夫に、「高松では、東大に行くよりも、高高行っとる方が自慢できるんですよ〜」
そんなことはないだろうけれど、落ちこぼれではあっても行けて本当に良かったとかみしめる。
私が今年から東京香川県人会の理事を仰せつかり、過去に県人会で演奏も3回もさせていただいた、と話したら「ああ、松平のお殿さん、親しくさせてもろうてます。」
県人会では「演奏ありがとう」と毎回、お声掛けいただいている、お殿様の末裔の方です。
Yさんの紹介だけでも、もちろん、大丈夫なお話ではあったのですが、重ねての偶然が嬉しい。
事務的な話はビジネスマンの夫がトントンサクサクと進めてくれて、へ〜〜?と見直す。
ということで、6月17日で新宿での音楽家講座は最後になります。
ドルチェ楽器の皆様にもきちんとご挨拶をして、礼を尽くしたいと思います。
本当に、ありがとうございます。
ひとまずこれで最後の新宿での講座、できれば沢山の皆様に参加していただければ、と思います。
8月はまた横浜、鶴見。そして10月は、この新しい会場となる予定です。
場所は高田馬場。詳細は8月以降となりますが、新たな音楽家講座in高田馬場、どうぞご期待くださいませ。ちょっとびっくりするくらいのとても素敵な場所です。
お礼に夫にランチをご馳走し、夫はせっかく高田馬場に来たから、と大学と昔住んでいた下宿などを案内してくれました。
「もう、多分、無くなっているんじゃないかな?」と言っていた下宿屋さんは今も健在!
趣のある素敵な建物でした。
入試一日目の帰りに寄り道した、というパチンコ屋さんもリニューアルし健在。
ん?未成年?時効ということで・・
殆ど閉まっていたのですが、一軒だけ空いていた古本屋さんの店先で、捜していたロダンの本を100円で見つけ、購入。
仏頂面の店主の御爺さんに「これ、捜してた本なんですよ!」というと、びっくりするくらいのニコニコ顔になり、「そう!良かったですね〜」と。学生さん達にもこんな笑顔で話しているんだろうな、と私も「ワセ女」の疑似体験気分。
そして大学の構内を散策。広いキャンパスには大きな木が沢山で、とても気持ち良い風が。
学食前にあるカフェのオープンスペースで、「早稲田大学の地ビール」を。高い木々に囲まれたテーブルが落ち着く。
ちょっとヒューガルテンにも似ていて、でもよりサッパリキッパリの美味しいビールでした。
ログインしてコメントを確認・投稿する