アイディアもそうだけれど、気付きもいつも突然降りてくる。
60歳を過ぎてから初めてフルートを学び始められた生徒さん。
とても熱心で、どんどん上達されているのですが、中音域がまだ安定せず、すぐにアンブシュアが解けた様になってしまいます。
法螺貝ごっこ(トランペットアンブシュア)を行うと、持ち直したりもするのですが、それでもまだまだ、。
音を聴いている内に、こんな言葉を口走っていました。
「あの、これ、出来ますか?よく小さなお子さんたちがやっている・・」
と、唇をプルプルと震わせながら声を出すのをやってみせる。
「え!?」と戸惑いながらも、やってくださる生徒さん。私のヘンなレッスンにも大分,、慣れていらしたみたいです。
「そうそう。それをやりながら、ハミングしてみるんです。」
とアルペジオを歌う。
これは、以前、声楽家の友人に教わったもので、当時はすぐには出来ませんでした。
今回、何故か、レッスンしていて急にこのお稽古が思い出され、やってみたところ、随分と出来る様になっていました。
多分、『なんちゃってはるか』の効用だと思う。
そして、これをさらに、手を使ってヘン顔にして行うと、これがもうびっくりするくらいに自在に出来る様に。
そして、その後、吹いていただいたところ、まだお稽古し始めて、数か月なのに、私と大して変わらない程の中音がポーンと出る様になりました。
音色も瑞々しさを増し、
「音、若返っちゃいましたね!」
『なんちゃってはるか』は、いわば内側からの変化、そしてこの『ヘン顔プルルル』(いいのか?このネーミングで?)は外側からの変化。
両方やるからこそ、効果も大。
中と外の釣り合い、と言ってもよいかもしれません。
そして、私も、この『ヘン顔プルルル』のお蔭で、さらに殆ど実感なく、音が出せるようになってしまいました。やはり、若返っちゃった。いや、若い頃は、こんな音は出せなかったっけ。
想像していた以上に大きな変化で、驚きました。ズドンと響く最低音のC。
他の音も、息は少ないのに、みなパワーアップ。
吹くのが、益々楽しくなる。
あと、このモデルチェンジでより実感は無くなったのに、とても消耗します。
吹いて居る間は、楽しいので、よくわからないのですが、演奏し終わると、グダ〜〜っと。
モデルチェンジしたばかりの時は、それまで使われなかった処が急に使われ始めるので、いつものことではあるのですが、その疲労感が半端ない。
実感がない方が、より大きなエネルギーを使っているのかもしれません。
次回の私の講座では、みんなで『ヘン顔プルルル』で歌ってみたいと思います。
それにしても、今、改めて鏡を見ると、随分と凄い顔に・・・
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