陽紀さんの講座から、しばらくは、レッスン、コンサートと続き、あわただしい毎日でした。
でも、なんといっても、一番の12月の出来事は、陽紀さんの講座でした。
「・・でも、気付きが進むのに比例して、悩みも深くなりますね。なぜ、フルートなのか。なぜ音楽なのか・・。それに、過去何十年も一生懸命努力してもできなかったことが、こうして気づきが進むだけで、ヒョイとできるようになる。嬉しいのと同時に、なんだか、がっくりもきます。というわけで、今、停滞期なんですよ。」
と講座の打ち上げでお話したところ、ライターの佐藤さんから「じゃあ、今、何に一番関心があるんですか?」
との質問。
「それが、コスチュームジュエリーのネットショッピングなんですよ〜。トリファリというブランドにはまってしまって夜な夜なポチと。」
と答えたところで、全員が大笑い。
陽紀さんは、「いいじゃないですか。もうとことん突き詰められるといいと思いますよ。」
「いいんでしょうか?さすがに心配になってきたんですが。」
「後悔したらだめです。それはきっと何かしらの必要があってやられていることなのではないかと思いますよ。」
「こんなに楽しい世界があるのを初めて知った、という感じなんですよ。特に、フルート演奏における効用がわかってからは、なおさら、どんな音がするのかな?とそれも楽しみで・・肉球マイブームも、コウシタコスチュームジュエリーをつけて、実感のない身体の感覚が養われたからこそかもしれませんし。」
「ああ、なるほど、これらのアクセサリーは白川さんの肉球なんですね!」
そうか。肉球なのか・・とお墨付きをいただいた思い出、ニンマリ。
ということで、この際、出来る範囲でとことんやってみよう、とさらに夜な夜なセカイモンにまで触手を広げ励んでいる日々です。
この講座で、改めて、陽紀さんの才能に打たれました。
最初にホワイトボードを用意しての座学。その都度の実践、という進め方はどなたでも、初めての方でも、頭も体も納得できる、素晴らしい進め方。
その内容は「心身の科学の最先端」ではないか、と思います。
そして何より、楽しい!
お父様、甲野先生のいつも?が渦巻く時間も私は大好きですが、やはり向き不向きがあるのかもしれません。
でも、陽紀さんのものは、遍く、深い理解をすることができる。
圧巻だったのは「初めてです。」とおっしゃっていた、個別指導。
本人すらわからない心身の深部にスっと助け船を出す。
それはもう、日本昔話の「サトラレ」という不思議な、なんでも相手の考えていることがわかってしまう妖怪のようでした。
でも、陽紀さんの場合は、さらにその上。本人の無自覚な部分にまで働きかける。
みなさん、驚くほど、変化され、素晴らしい演奏となりました。
その感想を述べたところ「ああ。昔から、人の観察が好きなんですよ〜」と。
そういえば、今回、久々にお逢いした瞬間に、「あれ、白川さん、雰囲気変わられましたね。」
と言われていたのですが、それはたぶん、6キロ痩せたから、というだけではない、私にもわかっていない、何かしらを感じとられたのかもしれません。
これからの時代に、甲野陽紀という人物が居る、というのは、世の中の希望だ、と大げさではなく感じた一日でした。
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