この国の病気

ゼロコロナ政策を国民の反発で解除してから、
感染者数も死者数もまったく不透明になった中国。

感染者が6億人になったとか、
1日の死者が100万人を超えたなどと情報が飛び交っている。

中国政府は感染者数、死亡者数をカウントしないように
医療機関にもさまざまな指示を出しており、
上海の医師が、コロナで亡くなったのに
死亡原因を別の死因に書き換えるようにと言われた
とネットに投稿し、物議をかもしている。

この医師によると、入院時にコロナであると
診断書に記入することも許されなくなっているそうだ。

ネットへの投稿で中国国民は
「政府の発表した死者数を誰が信じるか」と
もうすっかり諦めに近い状態になっている。

そんな中国では、感染しているのが当たり前で
感染していない人が逆に入店を断られるほどで
今年の年賀状の挨拶は、コロナに感染しておめでとう
というのが、流行っているらしい。

中国共産党の恣意的な判断でコロナの感染者数も、
死者数も決められることに欧米各国は中国からの旅行者に
厳しい検査、隔離の体制をとっており、
中国政府は自国民への差別であると強く反発している。

こんな状態の国から旅行者が日本に来ること自体、
一つの恐怖だろう。

コロナだけではない、こうした政府の動きこそが
「この国の病気」であるとしか表現のしようがない。