言うまでもないことだが
表現の自由は、民主主義の根幹の一つである。
2019年の参議院選挙において、
札幌市内で当時の安倍首相の街頭演説に
ヤジを飛ばした数人が警察に腕を捕まれて
別の所に移動させられた件。
ヤジを飛ばした本人が、
表現自由を妨げたと道を相手に、
損害賠償を訴えた。
札幌地裁は、25日に訴えを認め
88万円の賠償支払いを命じる判決を下した。
警察官は、他の聴衆から守るためだったなどと
行為の正当性を訴えていたが、
裁判所の判断は、表現の自由を妨げたというものだった。
警察官は、原告に対して
“いま演説しているのだから”、と発言を抑える
主旨のことをいったという。
ヤジを止める行為が、
時の権力者へ無意識に阿っていたとしたら…。
それはまた戦前のオイコラ警察を思い出し、
人権、表現の自由が、ただでも遅れている日本の民主主義が
時代を逆戻りしそうで、なんとも不気味な気持になる。
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