コンドの食堂に,中華系の子供向けの絵本がおいてありました。簡体字もある程度わかるので,パラパラとめくってみました。
内容に,ビックリしました。幼稚園〜小学校低学年向けなのに,全部,漢字。それが,難しい字が書いてある。象なんというの,易さしい方。crocodileにいたっては,”鰐魚”となっている。犬は”狗”で,鳴き声が(さんずいに)王,(さんずいに)王。鳥や蛙の鳴き声まで,漢字(当然,私は読めない)。しかも,ピンインなし。あきれた。
日本の絵本なら,漢字が書いてないとはいわないが,まず,動物の名前は,ひらがな。(漢字は,参考程度で小さくでかいてある)。鳴き声は,カタカナ。動物にかぎらず,漢字は,ゆっくりと6年間かけて,覚えて行けよい。
これだと,小学校に入ったらすぐに,かなりの漢字を覚えなけれならない。これでは,科挙並のつめこみになるのも無理はない。中国人の小学生に同情する。
日本では,小学生でも”命の電池”のようなすばらしい文章がかける。
http://e-school.e-tokushima.or.jp/kitajima/es/kitajimakita/html/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=15244
中国人の小学生には,まず不可能。
また,待降節なので,クリスマスツリーが飾られている。その飾りととして,七夕の短冊のように,子供たちが書いてくれたメッセージがあ飾ってある。大部分は,英語であるが,日本語もある(もちろんひらがなとカタカナだけ)。ところが,中国語がない。やはり,中国人の子供たちは,「クリスマス,おめでとう」もかけないらしい。
思考力の鍛錬に文章は欠かせない。中国は,漢字だけので,小学生はまともな文章が書けない。これは,凄まじいハンディキャップとなる。
魯迅が”漢字を滅ぼさなければ中国が滅ぶ”と主張したと伝えられる。最近,このメッセー字の本意は,英語のように表音文字にせよということでなく,日本語のように,”文章を漢字だけでなく,表音文字と表意文字を組み合わせた表記を開発せよ”にあるのではないかと推測。せめて,ピンインー漢字混じり文を開発していれば,中国人の小学生もまともな文章をかけるのにと,思わざるをえない。
ログインしてコメントを確認・投稿する