mixiユーザー(id:10159995)

2017年10月22日06:05

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図書館と戦争?

“図書館戦争”という映画があったけれど、
今度は出版社が、図書館と戦争?

文春、新潮など大手出版社が、
文庫本が売れない原因は、図書館の貸し出しにあると、
貸し出しを控えるように、申し入れをした。

文庫本の売り上げは2006年の1400億円強をピークに、
10年で、約300億円売り上げを落としているという。
その原因が図書館の貸し出しにあるというのだが、
しかし、売り上げ減少との因果関係を示すデータはない。

書籍全体の売り上げが落ちる中、
文庫本は出版社の、収益の柱と位置づけられてきた。
確かに売り上げ減少は深刻だが、
私は、本の価格も原因の一つではないかと感じている。

新刊本が出てから大体1〜2年ぐらいに文庫本化されるようだが、
その価格が昔よりもだいぶ高くなったように感じて、
ああ、文庫本も気軽に買えるご時世ではなくなったなという印象が強い。

著者に申し訳ないので、古書店の利用は控えてきたが、
読みたいけれど文庫本にしては、あまりにも価格が高いと、
コストパフォーマンスを考えて、
つい古書店に足を向けてしまうことも増えた。

薄利多売とまではいわないが、
読者の裾野を広げる努力も必要なのではないか。

文庫本は小型で軽く、持ち運びにも便利だ。
スマホばかりが目立つ電車内の風景が、
昔のように、文庫本に替わるようになれば、
それはそれで、なかなかいい風景なのだが。

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