今月の8日だったか、
安倍首相が東京で開かれた経営者を相手の講演で、
「高知など7県で、有効求人倍率がはじめて1.0倍になった、
アベノミクス効果だ」と鼻を膨らました。
ところが、なんてことない厚労省の役人にいわせると、
求人数が減少した結果、1.0倍になっただけで、
逆に、人口減少で労働人口が不足しており、
地方の深刻な人口収縮の表れにすぎない、というのだ。
有効求人倍率どころの騒ぎではない。
地方のこうした深刻な事態さえ、しっかり把握できていないとは、
これが一国の首相かと思うと、いささか心許ないかぎりだ。
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