mixiユーザー(id:10159995)

2015年12月07日06:16

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もんじゃの知恵

原子力規制委員会によって、退場同然のレッドカードを突きつけられた
高速増殖原型炉「もんじゅ」について、政府は延命を画策している。
過去にわずか250日しか運転していないのに、その事業費は1兆円に上り、
稼働していない今でも、維持費に年間200億円の税金が投入されている。
それでも延命しようとするその狙いは、ずばり原発再稼働にある。
風が吹けば〜なんとやらみたいだが、こういうことらしい。
もんじゅは、積もり積もった核のゴミ(使用済み核燃料)を、
再利用し続けることのできる、夢の原子炉といわれている。
つまり、排出される核のゴミを再利用できるので、
原発再稼働しても、問題ないということになる。
だから、「もんじゅの知恵」にちなんだネーミングとなったわけ。
しかし、このまま文字通り夢のままで終わってしまうと、
核のゴミは増える一方になり、再稼働を正当化する理由がなくなる。
もんじゅは、原発再稼働の担保にとられているようなものだ。
伊方、川内につづいて高浜の原発再稼働を自治体が認めているのも、
もんじゅの延命が前提条件となっている。
こうなってくると、先行きがぐちゃぐちゃで、見通しが立たないので、
「もんじゅの知恵」というより「もんじゃの知恵」に見えてくる。

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