スポーツは観るのもやるのも好きな方だが、
フィギュアスケートは、得点がわかりにくいのであまり好きではない。
しかし、NHK杯での羽生選手の演技だけは、別物だった。
スポーツというよりは、アートの世界に近い。
かつてのような、筋力でジャンプして回転するのではなく、
表現しようとする意思が、体を動かしているという印象だ。
300点は世界中の選手の大きな壁だったが、
彼は、まるでそこに壁がなかったように322点を叩きだした。
才能もさることながら、演技構成をミスなくやりきった
強い精神力に驚くばかりだ。
NHKのアナウンサーも異次元といっていたが、
この異次元を超えるには、いまのところ羽生選手しかいないだろう。
ただ、素人には美しい、力強い、ミスがないという程度しか、
競技の観賞方法が分からないので、あからかじめ演技構成を登録できる
自動採点システムを開発して、いま何点、いま減点などと
リアルタイムで、点数を表示してくれるようになったら、うれしいなあ。
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