■＜安保法案可決＞若者たちが国会前で怒りの声「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」
(弁護士ドットコム - 07月15日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3518327
どうも今回の法律は，左翼のアジが多いように見えます。「自衛隊が米軍と地球上どこにでもいけるようになる」ことが批判対象となっています。ところが，海外の在留邦人としては，少なくとも法律上は，「自衛隊が米軍と地球上どこにでもいける」ようになっていないと困ります。
安定しているとされているマレーでも，下記のような民族対立が起こっています。
マレーシアで反中デモ、中国系の店で万引きした現地青年の逆恨みをきっかけに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150715-00000026-xinhua-cn
イスラム過激派のアジテーションにより，イスラム教徒と非イスラム教徒の大規模な衝突が起こり，内乱状態になったとします。このような状態のとき，当然，空港や国境が封鎖されるので，民間人の自助努力ではどうにもありません。当然，内乱状態となった国からの脱出には，武装勢力のなかに丸腰で孤立しているために，救援機の派遣などの自衛隊によるサポートが必要となります。
現実問題として，自衛隊単独で邦人脱出のための救援機などを派遣するのは難しいでしょう。各国と足並みをそろえる必要があるでしょう。このとき，世界中にもっとも影響力があるのは，米国でしょうから，米国が主導権を握り，各国は米軍に追随する可能性が高いです。同然のことながら，日本も米国に同調して救援機を派遣するでしょう。
このとき，現在の法律では，自衛隊は救援機を派遣できません。米軍も自国民優先ですから，下手をすると日本人は，全員見殺しにされるか，とらえられて，身代金を請求されることになります。あげくに果てには，イスラム式に首を切られてしまいます。なんせ，日本人は，イスラム原理主義者にとっては，憎むべき”偶像崇拝者”ですから，
コーランには，はっきりと
「だが，神聖月が明けたなら，多神教徒はみつけ次第，殺してしまうがよい」（９章５節）
と書いてあります。原理主義者は，多神教徒である日本人を殺すことは，アラー意向にそった神聖なる行為になります。
なお，余談ながら，コーランには，他の宗教への悪口が繰り返し出てきます。これでは，信仰の自由もなにもあったもんじゃないという気分に陥ります。
イラク危機のときには，邦人の脱出にトルコ政府が対応してくれて事なきをえましたが，いつも他の国が対応してくれるとはかぎりません。この悲劇と不名誉を再び繰り返してはなりません。
今回の法律にもいろいろ問題のあることは理解できますが，最低限，（米軍に追随するかたちでしょうが），邦人救出のための救援機の派遣ができるようｊになるので，在留邦人としては，一安心です。徴兵だの，戦争だの，可能性の少ない浮いた議論をするのではなく，”今そこにある危機”への対応を議論してほしいものです。
参考までに，条文を示します
http://www.jiji.com/jc/v?p=houan201505a-01。
三 在外邦人等の保護措置
１ 防衛大臣は、外務大臣から外国における緊急事態に際して生命又は身体に危害が加えられるおそれがある邦人の警護、救出その他の当該邦人の生命又は身体の保護のための措置（輸送を含む。以下「保護措置」という。）を行うことの依頼があった場合において、外務大臣と協議し、内閣総理大臣の承認を得て、部隊等に当該保護措置を行わせることができるものとすること。
２ 防衛大臣は、１により保護措置を行わせる場合において、外務大臣から保護することを依頼された外国人その他の当該保護措置と併せて保護を行うことが適当と認められる者（３において「その他の保護対象者」という。）の生命又は身体の保護のための措置を部隊等に行わせることができるものとすること。
３ １により外国の領域において保護措置を行う職務に従事する自衛官は、その職務を行うに際し、自己若しくは当該保護措置の対象である邦人若しくはその他の保護対象者の生命若しくは身体の防護又はその職務を妨害する行為の排除のためやむを得ない必要があると認める相当の理由があるときは、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で武器を使用することができるものとすること。
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