原発大国のフランスでは、
使用済みの高レベル放射性廃棄物の処理施設の
本格稼働に向けて動き始めている。
フランスの西部の小さな港町では
廃棄物処理の受入をしたのだが、賛否で揺れている。
490メートルほどの地中に、
放射性廃棄物を順次格納するのだが、
安全になるまで10万年を要するとされていて、
後世の人類が文字を失っている可能性があるので、
象形文字で記録を残すことなっているという。
こうした施設は現在スウェーデンとフィンランドが
先行しているがここにフランスが加わり、
あと日英米がこれからという段階だ。
高レベル放射性廃棄物をどうするのか、
その道筋は果てしなく遠く、多くの壁があることは
フランスの例を見るまでもなく明らかだ。
岸田政権は原発再稼働、新規原発の建設に力をいれているが、
将来的な対策はまったく触れようとしていない。
フランスから学ぶべきことは山ほどあるのではないか。
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