★☆双葉駅　（福島県双葉郡双葉町）　ＪＲ東日本・常磐線　２０２１年４月３日　土曜日

大野駅から１駅、双葉駅で降りる。
満員の電車からも多くの乗客が下車した。
どうやら「原発」観光の拠点にこの駅はなっているようだ。



双葉駅は双葉郡双葉町の代表駅。
原発事故前の利用者は約５００人と少なくなく、この地域の中心駅でもあったようだ。
駅は立派な橋上駅舎に建替えられているが、一方で旧駅舎も観光案内所として活用されている。
まだ町内の大半の地域が避難地域でもあり、利用者は回復していないことからか無人駅。
現在の利用者はどのくらいなのだろう。
裏手の西口は駅前広場にも出られない。



駅に降りると「伝承館」へのバスが運行されていた。
また駅前には無料のレンタサイクルがあったので、これを借りて伝承館へ。




駅周辺は市街地になっているが、まだ病院も学校も閉鎖された廃墟のまま、住宅も無人のゴーストタウン状態である。
ただ役場は職員が業務を行っているようだ。

生活している人はほぼ皆無だが、伝承館への道なりには復興のための建設会社等の社屋が点在し、トラックが多く行きかっている。



伝承館は入館料は８００円。
映像を見て、福島原発や原発事故についての様々な資料が展示されていた。
また伝承館の前には産業交流センターという観光センターとオフィスビルを兼ねた建物があり、復興の拠点になっているようだ。

１時間近く伝承館で過ごして、駅に戻る。




双葉駅構内はかつては対面式２線のホームだったが、今は１面１線の単線駅となっている。



１２時１４分、上りいわき駅行の電車に乗る。