今から12年前、
郵政民営化の猛烈な嵐が日本列島を駆け抜けた。
小泉・竹中による構造改革は、
自民党をぶっ壊すという、有名なフレーズを生みだし、
改革に反旗を翻した候補者には刺客が送りこまれた。
その郵政民営化が、大問題になりつつある。
とりわけかんぽ生命は、発足当時から民間生保と
しのぎを削り合い、なれないノルマが局員に
大きなプレッシャーとなっていたようだ。
経営陣も契約件数、契約額ばかりに目を奪われ、
局員の尻を叩くことしかできないまま、
ノルマが生みだした歪んだ経営に目をつぶってきた。
そのツケがすべて露出するに至り、
18万件ともいわれる不正契約が明らかになった。
被害者の多くは高齢者だという。
オレオレ詐欺も裸足で逃げ出すほどの悪質さだ。
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