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2019年08月04日19:06

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《2019FIN2》AMOSなスタイルの現代美術館

暑いなんて漢字じゃ物足りない程、熱い衝撃クソ熱い。
フィンランドとの気温差20℃ぴかぴか(新しい)
午前中に帰国してからの飲み物量が半端ないたらーっ(汗)
成田空港の店員さん「昨日までのほうが暑かったわよ」と、涼しそうに語っていた。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972428805&owner_id=8666179
(承前)
フィンランド紀行記。旅行中の満足度からすると、3か月1クールの日記になる予想。
フォト
ランディング直前のフライトカメラ。ビジネスクラスでの10時間、フィンエアのホスピタリティは満足いくものだった。
ダメだったのはEXITまでの導線。
ヘルシンキ空港の利用者のほとんどがトランジットなのだろうか、行列についていったら乗り換えゲートまで歩き続けて到着早々に迷子となる。
あやうく、空港内においらの名前が放送されるところだった。それはそれで楽しそう。
日本人の1人か2人が気が付いてくれるはず。

エアポートバスの乗り場で適当に選んだ2.8€のチケットを購入し、いざリムジンに乗り込もうとバスへ近づいたら、日本語のやたら上手なグリズリーみたいなヒゲもじゃな乗客が、
ブタ「そのチケットではのれませーん手(パー)この隣のレーンにくるシティバスに乗れるから、それでおいで電車」と、初対面の小さな東洋人に優しく教えてくれる。
これからの旅行記の中にもたびたび登場する、トラベラーに優しいフィンランド人の方々。これだからこそ、日本にやってくるトラベラーたちに親切にしたいんだ。
リムジンだと6.8€で30分、シティバスだと40〜50分。
グリズリーさんのおかげでお金の節約はできたけど、本当は5€ぐらいのバス料金だったみたい。知らんので、まあいいや。

フォト
ヘルシンキ中央駅を抜けて、駅前のあるというホテルを探して徘徊。ビル1周したら入り口が見つかった。
世界一覚えるのが難しいとされる北欧の言葉たち。フィンランド語のどこにも英語らしさが残っておらず、ガイドなしのトリップに不安よりもワクワク感が醸成されてきた。

14時にランディングして、およそ1時間が経つ。
予約も何もなく下調べしてある近所のスポットへと、まるで近所に買い物にでもでるかのような気楽な気持ちでホテルを抜ける。
まずは目の前の美術館《AMOS REX》
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我々男性陣にとって《AMOS》と聞くと、AMO's style が頭に浮かんでくるが、事前通の情報によると「新印象派」がメインの美術館であると聞いていたから、スタートから期待度MAX指でOK ちなみに、MAXのメンバーにはすべて最後にNAがついている。(NANA,MINA,LINA,REINA)

初日の日記を1回で書き切ろうとタイプをしているが、時差ボケの頭に加えボケボケの文章が挟み込まれて、ちっとも進まない。どうやらAMOS REXだけで今日の日記が閉じられそうだ。

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1階のインフォメーションを降りた地下1階が展示室。裏手にラシパラツィ広場を控え、秀逸なデザイン。
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偽ジェームズ・タレルによるオープンスカイ(〇)が、青空を映し出す。
手前の展示室に足を踏み入れると足の長い白人女性が、ハイトールのスツールに片尻だけを乗せてスタイリッシュに迎え入れてくれる。
猫「#$%&%’(’&#%&$(()’&%」
何をいっているのかわからんが、どうやらボウルに置いてあるビー玉を取って、おそらく展示されている5つの作品の受け口に投げ入れなさい。と、言っているのであろう。
作品を見ると、ホースの先にはパチンコ台のような釘が打たれてゴールの皿へと流れていく。
いきなり現代アートなインスタレーションの登場。
ポスト印象派を忘れ、パチンコもどきを愉しむことにした。
ビー玉を5つほど手に取って、作品へ向かおうとすると、スタイリッシュ姉さんが、
猫「チッ、チッ手(パー)Only one, monkey boy指でOK
周りを見回したが、サル男はいないので、おそらくおいらのことだろう。
ビー玉は1つだけ。仕方がないので4つのビー玉をスタイリッシュ姉さんに返して、ピンク色のホースにビー玉を投入した。
大きな変化もなく、ビー玉が受け皿へストンと落ちる。ただそれだけ。なんのこっちゃ。

いよいよ突き当りの入場口からフィンランドにやってきて初めての美術館。
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日本でのイメージは六本木・森アート。
巨大な空中インスタレーションや、大きなキャンバスを6つ並べた油彩作品。
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設えてある小さな小屋に入るとっピアノの自動演奏が流れ、小さなデジタルラボが何かを象徴している。
完全なる現代アート。どうやら「新印象派」情報はフィンランド語の読み間違えだったらしい。

手(パー)
そうではない。
最終展示室と思しき出口を開くと、目に飛び込んできた点描画。
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(Henri-Edmond Cross 1856-1910)
この時の衝撃を4文字熟語で表すと「青天霹靂」目
鳥肌が両腕に現れて、この感情を誰かにハグで伝えたくなってくる。欧米か。北欧だ。
現代アートを十分に楽しんだあと、オマケのような展示室に常設された作品群は、見事にフィンランド旅行のスタートを彩るに余りあるプロローグとなった。
記憶に留めるためにも作家名鑑。
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1(Maurice de Vlaminck 1876-1958)
24(Louis Valtat 1869–1952)
3(Magnus Enckell 1870–1925)

さて、オープンして8月で1年というできたばかりこのの美術館にスーラがないことぐらい知っている。その中にフィンチ。
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(Alfred Finch 1854-1930)
スーラの生死年が1859-1891なので、歳にして5歳先輩。
ここまでコンポジションが似ているとスーラがあれしたのかね、とまで疑いたくなるものだ。

ミュージアムショップに立ち寄ると、前回企画展・マグリットのグッズも置いてある。
ワイフさんに新規購入を禁じられているクリアファイルを衝動買い。
スーツケースの奥底に隠してあるマル秘
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ところで、最初のビー玉インスタレーション。
現代アート展に出品している5人の作家への人気投票だったようだ。
「展示をご覧になって一番好きな作家名のところへビー玉を投入してください」みたいな。小さな東洋人、何もわからずビー玉5つもってふらふらしていたけど、旅の恥は掻き捨てるものさ。

(FIN3 へ続く)



■ルーブル美術館、オンライン予約義務化へ 混雑・酷暑で
(朝日新聞デジタル - 08月03日 12:13)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5734050
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