《2019FIN1》marimekko+Finnair

つい1週間前ぐらいには「今年の夏は冷夏でだらしない」と嘆いていたのに、どうやら梅雨も明け今週から猛暑が迫ってくるらしい。
寒いより暑い方が好きな夏産まれ（←おいら）だが、熱いのはあれなので北欧に逃げることにした

人生初北欧。
噂によると物価や消費税は高いのに世界一幸福な国々。
かくいうおいらだって、日本の政治家が清廉潔白でまともな人たちであるなら、消費税なんて30％払ってもいいと思っている。
ところが、至極残念なことにこの国のまともな政治家（当社比）なんてのは、せいぜい57人ほどしか存在しない。
なので、消費税は8％しか払わない。

国旗も位置も見分けはつかないが、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、バルト３国にアイスランド。これが北欧。
どれもみな魅力的で寒そうな国ばかり。
今回は我が人生の師でもあるスナフキンに会うために、フィンランドはヘルシンキを目標に旅立つことにした。

世界一快適でホスピタリティも最高だというフィンエア。
3日前にはwebチェックインが出来て、海外旅行につきものの「2時間前にカウンター集合」が不要。
成田空港 Jカウンターに行列を作る北欧旅行者を尻目に、国内線同様にタッチアンドゴーで入国審査まで突き抜ける。
並んでいる人々よ。なぜwebチェックインを選択しないのか。

成田空港のキス&スマイルは改装中で味気ない。
2020。来年の今頃になれば、この辺りはたくさんの外国人と見送りの日本人たちがキス&ハグで別れを惜しむだろう

チケットはエコノミークラスに少しだけオプションフィーを付けたプレミアムエコノミーみたいなやつ。
ボーディングタイムが迫り、言われるままに並んでいたらフィンエアからのアナウンス。
「072便ご搭乗の川オスさま。確認事項がございます。搭乗口カウンターへお越しくださいませ」
やばい。いろんな意味で危険人物リストに入ってたか
グランドホステスのお姉さんに恐る恐る尋ねると、パスポートとスマホを収奪され、しばらくの間の待ち惚け。
「お客様。申し訳ございません・・・」
やばい。ESTAを持っていなかった。前科者ではないにしても
「・・・本日満席でエコノミーがオーバーブッキングしております。もし、宜しければビジネスへお代わり頂きたいのですが、ご了承いただけますか？」
ご了承も何もない。（←ご了承）
ビジネスシートへのオプションフィーは数十万円掛かるので、今回は数万円プラスのプレミアムエコノミーでフライトを愉しむつもりだった。

直前グレードアップはこれで２度目。
デルタの時はストレートに、
「Congratulations!」
と、上から目線でグレードアップを讃えられたのだが、フィンエアのそれは慎みを美徳とする和心に近いようだ。
羽田神社参拝のご利益。さっそく開花。

シートに座るやいなや提供されるウエルカムドリンクは、神社への感謝へと、飲めもしないシャンパンで一人献杯。
目の前の大きなモニターでは、フライトスケジュールが記されて、食事の時間やトイレタイムまで分単位で刻まれている。（←トイレタイムは刻んでない）

アメニティは何から何までマリメッコ。
この心地良さが心苦しくもあり、できるなら自分ではない誰かと代わってあげたいものだ。
では、10時間弱のフライトで気温19℃のヘルシンキへ。いざ、テイクオフ。
ほぼソビエト上空を超えていく。

（帰国後につづく）

関東甲信が梅雨明け、気象庁
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5726263