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2015年10月07日07:53

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EUの発想はキリスト教的な観点からもまずい

サッチャー女史 「EUは失敗します」と落合信彦氏に予言した
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3651511

EUの発想はキリスト教的な観点からもまずいです。日本では誤解されている方々のおおいですが。保守的なキリスト教徒は,国境を否定するどころか,尊重しています。サッチャー女史の考え方も下記に近いのではないか,と思います。

キリスト教の根本には,

「あらゆる人間は罪にまみれ,神の栄光には届かない」

というパウロの主張に基づき,

政治的議論は常に罪人たちの衝突であって,正しい人間と罪びとの衝突ではない。罪人である人間同士が自発的に大規模な協調をはなることは不可能。政治秩序をつくり維持するために,イエスの道徳を適用することはできないためである。共同体において社会の秩序を維持する方法は,物理的強制力をともなった国家権力に頼らざるをえない。法を確実遵守させるために,必要悪としての物理的強制力を有する政府が必要。

と考えています。

つまり,

「人間は不完全であるがゆえに,共同体において社会の秩序を維持する方法は,物理的強制力をともなった国家権力に頼らざるをえない」

と考えているからです。したがって,世界を異なる政治コミュニティにわけることは,道徳に適っているだけでなく,人道的で平和的な世界秩序の基盤でもあるということになります。

EUは,

「あらゆる人間は罪にまみれ,神の栄光には届かない」

という認めたくないけれど,認めざるをえない,人間の不完全さを無視しています。うまくいくはずがありません。




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