mixiユーザー(id:60260068)

日記一覧

〜三つの恋患いの詩〜
2014年06月29日18:40

●『黒焦げ』13/03/27いつも真夜中に襲ってくる暗闇を必死で逃げまどい後ろから羽交い締めにされながら、重くのし掛かるはかない面影にうつ伏せになってのたうち回るどのくじを引いたとしても逃れる見込みがないのは始まりから分かっている淡く鮮やかな真珠に

続きを読む

詩『詩を書く』
2014年06月27日03:09

 私のような、ろくに文章も読めない、ろくな文章も書けない者が、詩などいう物を書いている。何故書くのか、といえば、おそらく脳ミソのどこかにある、詩の世界に通じる扉を、私の誰かが開くと、黒い闇の手が伸び、私の全てを掴み、行きたい所までタダで連れ

続きを読む

即興詩『走れ!寝坊助』
2014年06月25日13:29

黒い霧が晴れると激しいのどの渇きに気づく連なる衝撃をベースに通学路が揺れる安物のスニーカーは脳に響く 学生帽に埋まったタクシーが追い越していく ブルジョアか?建物までの距離は1:1:√2 (合ってるのか?) ひとよひとよにひとみごろ何で2を走らな

続きを読む

マイミク物の怪氏による、限定技法解説を受けて(っていうか勝手に読んで)試しに詩作したものです。(物の怪氏の日記のURL公開については許可を頂いています。)物の怪氏解説文のURLhttp://m.mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=41695506&id=1928490139&『朝もやの

続きを読む

詩なのか?『いじ坊』
2014年06月22日13:47

ひょん毛もんと言われるだけではおさまらない。ひょん毛で尚且つ「いじ坊」らしい。いじ坊は意地坊。意地っ張りとか頑固者とかいう意味。何がいじ坊だったのかよく分からない。兄弟の服は弟は青系私はそれ以外。だから青は着ない。そのことか?ケーキは食べな

続きを読む

詩『ひょん毛もん』
2014年06月22日12:04

私は母によればひょん毛もんらしい。ちっちゃい頃からひょん毛もんだと。ひょんは、ひょんな事からの、ひょん。木の幹からひょんと出てるのが、ひょん。腕や首からひょんと出てるのが、ひょん毛。何でもない所からひょんと出ていると妙に可笑しい。たくさん生

続きを読む

詩『空振り』
2014年06月21日17:02

鼻先の空に点が動いているちいさな虫はアブラに濡れた地に降り立つしばらくして遠く地平線のむこうを昇ってくる掌が左目で捉えられるしかし、未だにアブラを舐めている 未来は確定していない掌は逸れてふたたび地平線へと消え去るかもしれないそれでも爆風に

続きを読む

詩『恋と愛と』
2014年06月21日02:13

恋は不随意筋 愛は随意筋 恋はどうにもならない感情 愛はどうにかしようとする意思勝手に震えた片方の心がいつのまにか私を赤に染め出来た赤い矢印が私を動かす動いた私は赤を守ろうともう片方の心を赤に染めいつまでも私は赤い

続きを読む

即興詩『おへそ』
2014年06月19日17:29

おー!へー、そー。ぼくのおへそは、あなボコでいとこのおへそは、バッテンでおじさんのおへそは、でべそーへー、そー。おへそのゴマはたべちゃいけませんマズイーみんなたべたことないのー?ぼくはありもたべたことあるよーへー、そー。ありはおいしいのとす

続きを読む

即興詩『しっぽ』
2014年06月19日16:23

しっぽ、しっぽ ぼくのしっぽさるがぼくからいなくなるってかなしい、かなしいってちっちゃくなってさわってみてもさよならって しっぽ、しっぽ もういなくなる?さよならしっぽ、しっぽ

続きを読む

(piano)  Jun−gle  人を寄せつけず  暗闇の中で  Jun−gle  澄みきった水が  ひっそりと流れ   (forte,prestissimo)  Oh!  重力に逆らえず堕ちてゆく僕は君の前で  初めて跪いてすがりついて胸に顔を埋め (p)  君は乱暴に僕を、

続きを読む

詩『エッチな僕』
2014年06月18日02:08

ちっちゃいのにおっぱいが好き壁にかかったおっぱいは見ないつくえの奥のおっぱいは内緒ミッちゃんにおっぱいは無いみたいミッちゃんよりジュンちゃんが好きだけど今はキヨちゃんも好きかもしれない昼間のジュンちゃんのチューは味が無い夕方のお父さんはお母

続きを読む

【連想ゲーム】「水」→つゆはたえられず木の葉をすべり葉先の森のしずくになってすべてを包んで落ちていく水溜まりをひっそりと打つ音は風にまぎれてこだまにもなれず浮かぶ落ち葉の舟をゆらすだけ 波紋はふちで返すと跡形もなくきえつかの間の空は青くふか

続きを読む

【連想ゲーム】「電気」→ 昼飯!電子レンジでチーン! さあ、ゴングが鳴りひびきました〜 挑戦者、軽快なステップ王者を警戒しながら回り込むおっと、早くも王者がパンチ!挑戦者、ふらついていますフライ級王者の動きに翻弄されている! 挑戦者のストレート

続きを読む

【連想ゲーム】「電気」→1)にわかに降り出した雨に気付かされた淀みの空を、真っ二つに切り裂いて目覚める登り龍。2)現れたかと思えば既に姿はなく、油断を突いて地を震わす怒号!3)大粒の雨に打ち付けられる我が身は、一人諦めに項垂れた小鳥。4)地に存

続きを読む

詩のようなもの
2014年06月15日18:12

川生物というエリアに入ったものどもは生命という着ぐるみを着せられ生涯という時のながれの舟にのる着ぐるみは自分そのものだと思い、また、思われ 解けあいもしない着ぐるみをあわせ愛という櫂をもちながら永遠という歌をうたうと書いて、で?である。游月

続きを読む

【連想ゲーム】「電気」→ビリビリっとくる電気が恐ろしくて車に猫パンチを食らしてドアを開ける君最近君の猫が死んだばかりだからのり移っちゃったのかと思っているとレジ袋から覗いているちくわに、かまぼこ、かつおぶしきみの顔をみると「うん?」と笑顔ご

続きを読む

詩『放浪』
2014年06月12日21:23

街路樹も無機物歩道のわずかな段差に小突かれ転回しても空は灰いろアスファルトに潰された砂利掘り返されるのはいつの日か固いところほど痛みが襲う雨なんか降るな

続きを読む

詩『Love入門』
2014年06月12日17:23

嫌われることは望んでいない、恋の入門者好きが欲しいと、嫌いが小さい物を与えて好きをもらう恋の狩人嫌いでないギリギリのところで、小さな好きを残して綱渡りする愛の挑戦者 嫌いに浸かって、好きさえ残さない愛の勝利者

続きを読む

詩『命よ』
2014年06月12日14:00

私の前の美しいものたちよ私の元へおいでお前たちの零れるほどの魅力をもって誘っておいで心が激しく叩くこの胸に 聞こえるかお前たちを欲するこの鼓動が欲しいと激しく叫ぶ臓の音が私は生きるお前たちを食らって お前たちを貪り食っておいで希う私の元へ※希

続きを読む

徒然「語り」
2014年06月11日17:03

 ちょっと面白い話が、と前置きをする話に限って面白いものは一つもない。マーフィーの法則ってやつか? 例えば、交響曲を3楽章、1楽章、4楽章、2楽章の順に聴いても面白くないだろうなあと言うことと同じで、彼が話を聞いたXという男は、「話」が面白

続きを読む

ある手紙型の詩について
2014年06月11日13:59

http://m.mixi.jp/view_diary.pl?&id=1926621638&owner_id=60260068下記は、詩のサイトで、上に示した詩に対して感想を下さった方に宛てた文です。−−−−−−−手紙という枠を外した主観の詩として書くことも可能だろうと思います。しかし、手紙になる。手

続きを読む

詩『体−耳〜終曲』
2014年06月10日18:09

頭蓋骨の真ん中でひとり男は次の演奏のためすべての扉を閉ざした観客席に人影はなく非常口の表示灯も消えてただ一本のスポットだけが下りている真後ろに伸びる影にギターの影がクロスする耳に降っていた激しい雨は深い記憶の椅子におさまった鐘が遠く秩序の地

続きを読む

詩『体−髪』
2014年06月10日14:19

『体−髪』14/06/10貴女の黒髪がレコード盤の溝のように揃っているさまを見るとギターをひく私の爪がレコード針になって貴女を奏でながら頭から毛先までをなぞっていく−−頭から毛先までをなぞっていく−−頭から毛先までをなぞっていく−−頭から毛先までを

続きを読む

詩『体−額(ひたい)』
2014年06月10日05:57

猿だった俺は申年だから猿でよかったしかしいつの間にか蛸になろうとしているタコ年などというものはないならば覚悟を決めていやあ、タコ年ですからと、言い張るのだ 間違ってもウーパールーパーをバーコードにして売ってはならないあくまで タコ年なのだから

続きを読む

詩『体−目』
2014年06月10日05:44

古ぼけた映画館スーパーマーケットの映画館ニューヨークの映画館実家のテレビうちのテレビに映ったグレゴリーペックはどれも同じグレゴリーペックでしかしすこし違うグレゴリーペックはしかし同じグレゴリーペックだとじいちゃんも鈴木さんもジョンソンさんも

続きを読む

詩『体−鼻』
2014年06月09日14:16

時の扉を透りぬけわし掴みでとり出される記憶柱の刻みは上へいくほど狭くなる ブラウン管ラジカセレコード白黒テレビ真空管ステレオのうらの火星基地 二段ベッドのおねしょの疑惑きしむ縁側、おもいガラス戸砂利道を色づけていく雨 水は長い時をしみこませ匂

続きを読む

詩『体−靨(えくぼ)』
2014年06月09日01:28

「あきちゃんね、」って、えくぼ「自分で"あきちゃん"って可笑しいよ」って言われて首をかしげるあきちゃん「僕って言うんだよ」って言う隣のお姉ちゃんその日からあきちゃんはあきちゃんじゃなくなってあきちゃんは僕になったえくぼはいつの間にか皺になり僕

続きを読む

詩『体−唇(くちびる)』
2014年06月09日00:59

何が違うのでしょう貴女のすべてが好きと答えて、 貴女の目に眉がかかり、まつ毛が羽ばたいて宝石が伝う頬にはさまれた鼻の下に 唇 好きを聞きとる耳は日差しに透け紅潮する頬はふっくらとして眼差しは目蓋にかくされ唇 向こうをむいて揺れる髪の匂いが脳の中

続きを読む

詩『体−首』
2014年06月08日22:41

頭がのし掛かっていれば首もこるといって頭を剥がせば首はなくなる初めから最後まで頭の言いなりで体と結託したところで「私」は頭の中自分を人質にとられて従順な奴隷否、首に意思はない やれ−−はい動くな−−はいそもそも意思のない首に反乱もない「私」

続きを読む