mixiユーザー(id:60260068)

2014年06月08日22:41

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詩『体−首』


頭がのし掛かっていれば首もこる
といって頭を剥がせば
首はなくなる

初めから最後まで頭の言いなりで
体と結託したところで
「私」は頭の中
自分を人質にとられて
従順な奴隷
否、
首に意思はない
やれ−
−はい
動くな−
−はい
そもそも意思のない首に反乱もない

「私」と首は別の生き物で一心同体
めしの分け前を大喰らいの頭に運び
めしの分け前がなければ
首は頭に空の皿を運び
頭は体に首まで空の皿を届けさせる
首は頭を切り替えられず、
頭は首を首にできない

結局何もかわらない



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