『山崎山の鬼』 地獄というのは、人が生きていてこそ存在するものである。 遷都間もない平安京に生きていたひとりの男に焦点をあててみる。 人を信じて路を進めば、見ず知らずの者に蛮人を殺すように言われ、いつの間にか後戻りの路は塞がれて、放り出され
20211105害虫を殺しにかかる太陽を睨みつけても雪は降らない草はらに落ち葉のごとく転がれば大地はもはやウイルスの膜生きるため記憶が残っているのなら消えた幸福なぜここにある「動物を飼えば死ぬのが可哀想」「その分しあわせ味わわせよう」20211106文子さん