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日記一覧

『うっキョキョー』変なんですよね。チョット見、「マジメで冷血、女に興味無〜しの仕事出来る系」なんでしょうが、中身全然そうじゃないし、時々意味無しオノマトペ。「うっしゃー」って、何がうっしゃーなのか自分でも分からない。もし、道を歩いてる時に、

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『幸せ住処(すみか)』 私は口を噤んでおかなければならない。少しでも声を出せば、誰かが私の存在を知り、なぶり殺しに来るだろう。幸い私は仲間の誰よりも無口で、耳が良かった。そして体が小さい分、小食で、俊敏で身軽い。家のブロック塀などは簡単に飛び

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平安時代小説1『羅城門の夢』http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1959917493&owner_id=60260068平安時代小説2『牛飼童の夢』http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1960107815&owner_id=60260068平安時代小説3『小舎人童(こどねりわらわ)の夢』[1]鴨河の滄(あ

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練習小説『ターゲット』《真正二人称視点》 誰をターゲットとして探っているのか。右手でドアノブを回し、ゆっくり開けると 「そこまでだ。手を上げろ。そして壁を向いたまま跪け。」  背後から銃を持った男が狙っている。従うしかない。 「やっぱりあなた

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短短小説『小説世界』
2017年05月15日08:29

『小説世界』 人間にとっては寿命が足りなさ過ぎる。小説を書いて(読んで)、他人の人生をハシゴするのは、一つの限られた肉体に縛られずにもっとたくさん生きたいからだ。 原始の人々に文字と紙と筆を与えてあげられれば、貧しさに腹を空かせていても、幾つ

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『高知脳カラス』〈ぼくは、タケシ君と工場地帯の、ヒミツ基地に行きました。タケシ君が入って行ったらぼくが入ったら、突然コンクリートが落ちて入口が閉まりました。ビックリしましたけど出られませんでした。ぼくとタケシ君は泣きました。……〉 小学校の

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短短小説『別れ話』
2017年05月10日00:10

『別れ話』「嫌いになった訳じゃないのに何故別れなきゃいけないんだ。」《いつもこんな風にアキラ、メッチャうざい事言うから、『嫌いじゃないけど、アキラ時々うざい』って言いたかったけど、言い返すとアキラ、メッチャ言葉返して来るから》「ごめん、私ど

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『大学教授失踪事件』 少年が豆腐屋の後をついて行く、というところで小説は途切れていた。万年筆は、蓋が胴軸に被せられたまま、筆先が剥き出しの状態で机上に転がっている。左奥に置かれた湯呑みにはお茶が入っているが、冷え切ってから数日経っているよう

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