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日記一覧

〈恋愛詩について〉
2014年03月31日12:42

私の恋愛詩は独特らしい。自分では、それが真実だと思うのだが。愛について、恋について、現在の私の見解を記してみよう。ハート愛対象が気づこうが気づくまいが、善を注ぎ続ける意識。→フラれること=愛の終わり、ではない。つまり、極論、対象からの働き

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『驟雨−shuuu』
2014年03月29日12:36

雨、どしゃぶるこんな時に空なんか見るか!フロントガラスはジャグジー海岸沿いの雨とラブホテル思い出したくもない女の顔前進できないのは何も見えないから後続車の大ばか野郎めぶつけて来やがれ!雨は涙って、ふざけろ!どれだけ泣いてりゃ気がすむやかまし

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<青い血>
2014年03月28日21:05

通常、赤みがないことを青い、と言い、青、緑、灰色を青いと言う。血が赤いから赤を強く感知する。青の実もあるが、概して熟すは赤い。もし、血が赤くなければ、桃や林檎は青に塗られたかもしれない。空の青は、赤みがかった色に見えたかも知れない。だから、

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『生きる』
2014年03月28日05:02

温かさにふれ凍っていた私のすべてが 今、少しずつ動き、はじめた 生きていた、とは言いがたい 何の価値もない、塵のように つめたい風に流されていた太陽が昇っている体が熱を帯びている私の足が動いて確かに道が開いている 足元の石ころが、前を向けと

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−人類−
2014年03月26日14:43

血に仕込まれた、消滅への爆弾は、巨大な系譜交響曲の「終止符」として、始まりから確実に席が用意され、為す術なく次世代へとチケットが渡される。(あわせ鏡〜人類〜

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−あわせ鏡−
2014年03月26日01:42

少しだけあわせ鏡を覗いてトンネルの向こうにつづく僕はひとつの生き物みたい反対をみても同じようにずっと向こうの僕も僕を見てる僕は何番めの僕だろう 一番向こうは見えない僕が点になれば見えそうだけど点は線になって結局僕は見えない透明になれば僕はい

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『紙ひこうき』
2014年03月25日03:07

 空から、紙ひこうき 確かに、空から 引き戸を開け放なした縁側を抜け ゆるやかに旋回しながら 私に向かって降りてくる       *幼い頃、すでに私は結婚していた。姉は、相思相愛の私と裏のジュンコちゃんとを是が非でも結婚させたがっていて、と

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『春告げる鳥』
2014年03月23日12:18

迷い道、降りしきる雪 足跡は消えてしまった あけずの扉から解き放たれて 色も、音も 白に還り 私は凍える木々と立ちくらべ 白にうつるうしろ姿は 風雪にかきけされて見えない 吐息はいつまでも消えず かすかな木霊が耳に残る 〜詩のリレーバトンより〜

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『白』
2014年03月22日16:08

まっ白だった空が絵の具で真っ青になってはみ出た太陽と一緒に僕をさそうのでベタベタする窓枠に足をかけてジャンプ!淡い水色の風が僕を吹きあげて足に糸をひく銀色がキラキラと輝いてパッと腕をのばすと 白い絵の具がわた菓子になってモコモコと育つからそ

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花の香りをほのかに含ませしなやかな曲線を描きながら少しだけ耳に触れて 首筋におだやかに沁み入ってくるあたたかな声透明な水彩を描いて 窓際へすべる細い腕を白いレースのカーテンがかすめ私は夢を感じている消えそうにあなた

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【言葉について】14/03/20
2014年03月21日00:31

意外にも、人間は考えない葦である。人は普段(私も含めて)、言葉を音(オン)で捉えているのか、意味等をよく理解せずに使用している場合が多々あるように思える。私の恥ずかしい例を挙げると、「ああ、この人、責任転換してる」と、私が言った事を聞き逃さずに、

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「其処に直れーぃ!」地を震わす程の怒号が辺りに響き渡り先程まで囀ずっていた鳥達も鳴りを潜める。声の主の軍配は大男の正面に向き微動だにせず。取り巻きは冷静さを装い頭を低く構えている。名刀が抜かれた、其の時、「あいや、親方様、此の様な者等捨て置

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『糸』
2014年03月19日15:12

マジですかー!仲がよかった友人へのアクセスができなくなってしまった。理由は分からない。有だと思われたものは、実は蜘蛛の糸より細くて儚い糸電話で通わせただけの0に近い言葉だったのだろうか。糸の向こうには確かに人が居て、生活が有ったはずなのに、

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◆思い出の言葉◆
2014年03月19日13:48

◆考えたら負けやろ →大学時代の友人の言葉 [オマケ] ◆ヨッケー! →麻雀の時に友人が、「ヨッシャー!」と言おうとして、間違って「オッケー!」も混ざってしまったパターン。当時大ウケ ◆シビレ、バビレ、ブー! →やはり麻雀の際に、別の友人が良い牌

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『黒点』
2014年03月18日14:51

黒の真ん中にほのかに白く遠く ただそこにあるだけの花が 私のすべてを震わせて赤い血がたぎり始める 水星に落ちるように太陽の引力をかわしながら一点の花を目指す 沸騰して立ちこめる蒸気にまぎれ何も見えない 落ちる、落ちるこのまま発火して 消え去るの

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『ミミズ』
2014年03月18日02:46

ブリザードの眼差しに宇宙の穴へ落ち込んだ黒いしみのまま凍りついて明るくてもただ明るいだけの世界が霞むレンズの奥で僕を焼き殺す目をつむれば美しい君がいてもうひとりの君が君を谷へ突きおとすその後ろでうなだれた僕がほくそ笑んでいる谷底の君は戻らな

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『DESTROYER-001』
2014年03月12日21:29

男は環状線を走っている右後方、追い越し車線を大きな熊が近づいてくる肉で盛りあがった毛皮が波打っている「かなりのスピードだな」早くも右隣に並んでいる見れば足腰は金属で出来ていた「やはりロボットか」男はタバコを取り出し火をつけた熊は並走している

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『雫の一夜』
2014年03月11日04:34

雲間にもれだした月明かりに触れると雫はふるえる手をはなしてしまう誰も知らない夜空の星を身にいくつも集めて夢うつつ包みこんでくる風とたわむれ奏でられる音が共鳴する近づいてくる地上の星にふちどられ月を大きくうつす湖が見える次第にあたたかくなる風

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『青はきらい』
2014年03月08日17:43

でも、ボクたちが大人になった時の子供たちってスゴいね。英語がしゃべれるみたい。ボクも「サンキューベリマッチ」とか「ディッシッザペン」とかならしゃべれるよ。それから、スーパーのかごに山になってる月皮とかクツとかじゃなくて、えもんかけにかかった

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『光と音』
2014年03月06日23:11

 何かが      じっとしていると遠くで        なんだか耳と目だけが零れて       大きくなって落ちて      と言うか、体が小さくなって 跳ねて     もっと小さくなって  転げて    いつの間にか   沢山の  震え

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短歌
2014年03月05日15:39

如何ように描かるるべきかと 花問いて舞いて乱れて 我立ち尽くす [訳]どのように描いてもらえばいいかしら、と桜は(私に)問いかけるように舞い乱れて、私はただ見とれているだけ。

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『作られる記憶』
2014年03月05日01:48

私は甥っ子を見ている。「あ、何か悪いことしたな!?」いたずらをした五歳の甥っこが、私の冗談混じりの大声をきいて、ひたすら漫画のような顔で笑っている。父ちゃんは僕を見ている。「こりゃ、悪か事ばしたろ!?」甲高い父ちゃんの声に、僕はまゆ毛と頬っぺた

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『よるのとり』
2014年03月02日02:53

よる そらを とぶ とりに なってぼくを しめつける いとを ほどいてあのひとの むねに なげつけるぼくと あのひとを つなげておなじ くるしみを あじわっておなじ よろこびを あじわってよる そらを とぶ とりに なってよる そらを とぶ

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