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日記一覧
- さよなら神無月！１２０１８年１０月特別企画玉石混交映画超豪華２０本立てずら
- 2018年10月31日11:00
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闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1857〜18761）バスター・キートンの「キートンの大列車追跡」１９２７年の作品で若き日のキートンが体を張って大活躍する。南北戦争に南軍に従軍したいと願うが列車の機関士ゆえに拒否された主人公が、その蒸気機関車
- 漱石の「夢十夜」を読んで
- 2018年10月30日11:35
照る日曇る日 第１１５５回毎日毎晩の夢を枕元で記録して「夢百夜」というタイトルで連載するようになってほぼ１０年になるが、その元祖、本家本元である漱石の「夢十夜」を久しぶりに読んでみた。「こんな夢を見た」で始まる「第１夜」は、仰向けに寝た女（
- 新潮日本古典集成新装版・日野龍夫校注「本居宣長集」を読んで
- 2018年10月29日08:48
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照る日曇る日 第１１５４回本居宣長なんてまともに読んだことがなかったので、本書に収められた「紫文要領」と「石上私淑言」を一読して、その論旨の明快さと強烈さに賛嘆した。両書とも弱冠３３才頃の論文なのに、おのが主張をテッテ的に貫き通すその異様な
- 半蔵門の国立劇場で「通し狂言平家女護島」をみて
- 2018年10月28日10:30
蝶人物見遊山記第２９３回ついこないだの橋之助が、いつの間にか八代目の中村芝翫になっていて、清盛と俊寛僧都の２役を、物凄いしゃがれ声で演じていました。平家に対する陰謀の廉で喜界ヶ島に流された俊寛は、ひとり取り残されてうおううおうと嗚咽するので
- 上野の森美術館で「フェルメール展」をみて
- 2018年10月27日08:56
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蝶人物見遊山記第２９２回フェルメールの絵では、おおかた左側から光があたり、室内にいる女性の姿かたち、とりわけその風貌を印象的に浮かび上がらせる。ドラクロアほど劇的ではないが、この光の存在が、なにげない日常を生きる、さして特徴のない人物の存在
- 門井慶喜著「銀河鉄道の父」を読んで
- 2018年10月26日10:17
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照る日曇る日 第１１５３回実際は「宮沢賢治の父」の話なのだけど、それを「銀河鉄道の父」と言われると、妙に気になって、ついつい手に取ってしまう。そおゆう意味では、近来稀なる名タイトルかも知れんて。さて、どこまで本当なのか分からないけど、ここに
- 大友克洋作「AKIRA３アキラ�供廚鯑匹鵑�
- 2018年10月25日09:24
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照る日曇る日 第１１５２回クーデターが起こり臨時政府が発足するなか、都心部では大爆発が起こり登場人物たちは命からがら逃げ惑う。地球最後の日を思わせるような大災害の精密描写が凄まじい。 日曜の朝から草を刈る人のエンジンの音ひたすら煩し
- 大友克洋作「AKIRA２アキラ」を読んで
- 2018年10月23日08:56
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照る日曇る日 第１１５１回クスリで狂気の世界に突入した鉄雄に刺激されて、暗闇に眠っていたアキラが蠢き始める。極低温の大混乱の中、第７級警報が発令され、首都の住民は地下シェルターへの避難を命じられるが、大佐は相対峙した鉄雄とアキラを撃滅しよう
- 大友克洋作「AKIRA 1鉄男」を読んで
- 2018年10月22日10:37
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照る日曇る日 第１１５０回１９８４年に講談社から刊行された大友の漫画は、「１９８２年１２月６日午後２時１７分、関東地区に新型爆弾が使用された。それから９時間後三度目の世界大戦が勃発した」というコピーから開始される。そしてそれから３８年後の２
- 講談社学術文庫版「寺山修司全歌集」を読んで
- 2018年10月21日09:41
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照る日曇る日 第１１４９回あとがきで塚本邦雄は、冗談か本気か「天才、超人」と崇め奉り、穂村弘は「魔術師」呼ばわりしているが、果たしてそれほど物凄い歌人と歌であるか、わたくしには甚だ疑問である。確かにアララギの伝統から大きく逸脱し、みじんも「
- ポール・オースター著・柴田元幸訳「インヴィジブル」を読んで
- 2018年10月20日09:54
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照る日曇る日 第１１４８回今回の特徴は小説のお話の中身よりも、その構成への徹底的なこだわりでしょうかねえ。未完の原稿を2つ並べておいてから、３つ目でその原稿の曰く由縁の解説が入ったり、章ごとに話者が変わったり、あえて完全に推敲されない文章を
- 吉祥寺美術館にて「柿本幸造の絵本の世界展」をみる
- 2018年10月19日11:01
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蝶人物見遊山記第２９１回わが地元十二所が生んだ偉大なる芸術家は日本画の小泉純作、純文学の岡松和夫、童画の「柿本幸造」ですが、その柿本氏の没後２０年を記念する大回顧原画展が開催されている吉祥寺まで足を運びました。そこには彼の広告デザイナー時代
- 由良川狂詩曲〜連載第２7回
- 2018年10月17日09:33
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第８章 奇跡の日〜水の上で歌えるその次の日、5月5日は子供の日でした。五月晴れの晴天でした。うっすらと絹のヴェールを刷いた青空が、丹波の国、綾部の町の上空に、お釈迦様のような頬笑みを浮かべながら、おだやかに拡がっています。ケンちゃんは、コウ君
- 国立能楽堂で第１７回「青翔会」公演をみて
- 2018年10月16日20:35
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蝶人物見遊山記第２９０回毎年恒例の若手の能楽研修発表会に行ってきました。今回は舞囃子が宝生流の「田村」、観世流の「胡蝶」、喜多流の「野守」でしたが、「野守」のシテ友枝雄太郎の踊りがダイナミックでした。狂言は和泉流の「蝸牛」で太郎冠者の野村万
- 続々 蝶人神無月映画色々倍速見物記
- 2018年10月15日09:18
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闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1847〜18561）マイケル・アンダーソン監督の「８０日間世界一周」ニーヴン、カンティンフラスをはじめ有名俳優が随所に登場するのでそう退屈しないで見物することができる。１９５６年現在の横浜、富士山、鎌倉大仏な
- ラフマニノフはお好き？〜ワーナー廉価盤ラフマニノフ８枚組ＣＤを聴いて
- 2018年10月14日09:39
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音楽千夜一夜第４２１回EMIを買収したワーナーから発売されたラフマニノフの８枚組ＣＤを、安さにつられて買ってみました。中心は、ラフマニノフの前奏曲、チェロソナタ、４つのピアノ協奏曲とパガニーニの主題によるラプソディなどを、新進気鋭のピアニスト
- 岩波版夏目漱石全集第１９巻「日記・断片上」を読んで
- 2018年10月13日08:36
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照る日曇る日 第１１４７回夏目漱石の謎は「嫂との恋」説、「兵役逃れの北海道本籍移籍」説、「妻鏡子による漱石暗殺未遂」説などいろいろあるが、故車谷長吉による「漱石＝愛と献身の作家」説もそのひとつである。明治４０（１９０７）年、彼は妻鏡子の父、
- 国立新美術館でオルセー美術館企画「ピエール・ボナール展」をみて
- 2018年10月12日08:59
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蝶人物見遊山記第２８９回今回のボナールは、「日本かぶれ」とか「ナビ派」とか下らない包装紙に包まれて巴里から六本木までやってきたが、んなもん余計なお世話である。僕にとってのボナール選手は、その名前のとおり、あのボナーッとしていて、ヌボーっとし
- 続 蝶人神無月映画色々倍速見物記
- 2018年10月11日08:00
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闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1837〜18461）アンリ・ヴェルヌイユ監督の「ヘッドライト」せっかく初老のジャン・ギャバンが離婚して新生活を始めようとぐあんばったのに、堕胎したフランソワーズ・アルヌールは、無理がたたって死んでしまう。あま
- 蝶人神無月映画色々倍速見物記
- 2018年10月10日08:41
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闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1827〜18361）マイケル・マン監督の「インサイダー」タバコの有害性を内部告発するラッセル・クロウと彼を支援し守ろうとするジャーナリストのアル・パチーノの男の戦いと友情の物語。実話に基づいているだけに迫力が
- 都美術館で没後５０年記念「藤田嗣治展」をみて
- 2018年10月09日09:58
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蝶人物見遊山記第２８９回藤田嗣治は、去年だかおととしに、竹橋でどっさり見物した余韻が、まだ頭のどこかに残っているので、「もういいや、パスしよう」、と思っていたのですが、「まいいか、ダメ押しのつもりで行ってみるか」、と最終日に駆けつけたのです
- 初秋の伊豆大島を訪ねて
- 2018年10月08日10:09
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蝶人物見遊山記第２８８回９月は体調も気候も悪く、ほとんど外出できなかったが、１０月になってようやく少しく活力を取り戻したので、新たな台風の襲来が案じられる怪しげな空模様のなか、伊豆大島の半日島めぐりをしてきました。朝５時に起きて江ノ電で江の
- 家族の肖像 その３７
- 2018年10月07日09:11
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ある晴れた日に 第５２８回しかし、しかし、お父さんしかしの英語は？バットだよ。しかし、しかし、しかし。お母さん、お気の毒ってなに？可哀想のことよ。うるわしいってなに？美しいことだよ。お母さん、つぶやくってなに？ぼそぼそいうこと。会議中って、
- 岩波文庫版「源氏物語四」を読んで
- 2018年10月06日09:05
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照る日曇る日第１１４6回本巻に収められたのは「玉鬘」「初音」「胡蝶」「蛍」「常夏」「篝火」「野分」「行幸」「藤袴」「真木柱」の10帖ですが、全巻を通じてのヒロインは、美貌かつ容姿端麗な玉鬘です。薄倖の身で儚くも散った夕顔の娘は、奇跡的に源氏に
- すべての言葉は通り過ぎてゆく 第61回
- 2018年10月05日17:57
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蝶人狂言綺語輯＆バガテル―そんな私のここだけの話op.298安倍蚤糞一人では格好がつかないというので一応対抗馬に擬せられている石破選手だが、こいつもガリガリの国防右翼だからどうしようもない。野田は２０票が集まらないというし森加計問題なんか誰も語ら
- なにゆえに第５６回〜西暦２０１８年長月蝶人花鳥風月狂歌三昧
- 2018年10月04日18:43
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ある晴れた日に第５２７回なにゆえに若い指揮者は詰まらない格好ばかりで音楽がないなにゆえに神社の祭りに雨が降る神輿担ぎの半被も濡れてなにゆえにパワハラなんとかくわんとかもっと大事なことで騒げよなにゆえにトラック島の徴用船は全滅した海軍さんに見
- なにゆえに第５５回〜２０１８年葉月蝶人花鳥風月狂歌三昧
- 2018年10月03日10:06
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ある晴れた日に 第５２６回なにゆえに安倍蚤糞はすぐ助けないシリアで拘束された日本人をなにゆえにシベリウスは終日ラジオを聴いていた第８交響曲はついに書かれずなにゆえにベーシック・インカムって魅力的意味も分からず短歌に使うなにゆえに酷暑の中で身
- 西暦２０１８年長月蝶人花鳥風月狂歌三昧
- 2018年10月02日09:41
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ある晴れた日に第５２５回また始まった 何が キセノサトのはらはらドキドキ相撲が「平成の歌姫」なんてどうでもいいが今日も続くよハラハラ相撲またしても土俵飛び出すこの男所詮横綱の器にあらず朝に咲き夕べに滅ぶ朝顔よ一期一会の出会いと別れ混血が日本
