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日記一覧

蝶人物見遊山記 第334回朝日新聞の「天声人語」に行きたかったフランシス・ベーコン展の紹介が出ていた。遠くからの来訪客が予想されたので、すぐに予約して駆け付けたらまだ駐車場も空いていたし、それほど多くの観客でもなかったので、ゆっくり鑑賞でき

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蝶人狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第382回○退職社員送別会/後輩のあいさつ販売4課の島本です。*1今日はわたしの先輩である3課の加勢さんが退職されるということなので、課が違うのですが幹事さんにお願いして飛び込みで参加させて頂き

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照る日曇る日 第1558回この人の作品は現実、現場の徹底的リサーチを踏まえながら、そこから立ち上がる物語の中身が昔懐かしいおとぎ話に転化しているところが、まあ新しいのではないでえしょうかあ。ま、別に新しくなくてもいいんだけどさ。で、今回の主

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蝶人狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第381回○ 退職社員送別会/幹事のあいさつ本日は皆さまご多忙のところ木村太郎さんの送別会にご出席いただきましてありがとうございます。木村さんは総務部株式課の超ベテランとして私たち後輩を根気良く

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照る日曇る日 第1557回「ぼくらの天皇(憲法)」「汝の隣人」「コロナの時代」の三部からなる力の籠った最新エッセイである。第1部では各国の憲法との比較が興味深いが、長谷部恭男、加藤典洋などの思索に啓発されて、現行憲法から天皇条項を切り離し、軍

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本日休業
2021年03月26日11:29

  何ひとつやる気も失せていたずらに大島桜の白を見ている 蝶人

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照る日曇る日 第1556回今年2021年1月に幽冥境を殊にしたばかりの著者の遺著がその翌月に出た。お得意の歴史探訪とは違って、森羅万象にまつわる何でもありのエッセイ、短文集である。著者の文章作法の心得は、故井上ひさしの色紙ゆかりの「むずかし

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照る日曇る日 第1555回「センチメンタル・ジャーニー」の感想文で書いたように、作者は突然の海難事故で潮干狩りに行った妻子をもろともに喪失してしまい、それを受けて「終わりのない始まり」という弔詩を書く。「骨をひろう人たちよ、どうか泣かないで

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照る日曇る日 第1554回偉大なるアートディレクター、レオーニが製作した素敵な絵本がこれ。青と黄色を混ぜると緑に変わるというマジックを上手に生かして、友愛と差別のありようまで示唆した、それこそ面白くて為になる作品である。  3人のテノールも

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照る日曇る日 第1553回鮎川信夫、田村隆一などと共に「荒地」派を代表する現代詩人の自伝であるが、前半第1部を書きあげたところで1992年に70歳で病死し、残る第2部は、生前のインタビューを正津勉氏がまとめたものである。戦後の大混乱の中から

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照る日曇る日 第1552回仏蘭西革命やナポレオンなど一連のおふらんす物では定評がある佐藤選手が、なんと本邦の宗教家、それも日蓮の小説を上梓したというので、ちと驚きました。つい最近まで「小説新潮」で連載されていたそうですが、んなこたあ全然知ら

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蝶人狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第380回○部長就任式/本人のあいさつ*1本日は忙しいところを参集して頂いてありがとう。1週間ほど前に人事部長より内示を受けました。その時、嬉しいという気持は全く無いというと嘘になるけれど、ほと

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2508〜171)伊丹万作監督の「赤西蛎太」志賀直哉の原作を1936年に伊丹万作が映画化。その洗練された脚色と演出、クラシックを多用した高橋半の音楽は素晴らしい。赤西と原田甲斐の2役を務める片岡千恵蔵の代表作で

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狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第379回●入社式/本部長のあいさつ皆さん、本日はおめでとうございます。さて、先ほど社長よりお話がありましたように、現在わが社は非常に重要な時期、一歩道を誤りますと取り返しのつかない危険な時期にさし

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照る日曇る日 第1551回この人の絵本を、はじめて手に取りました。海から見上げてかっこいいと思ったタイたちが、一同うち揃ってその富士山に登る話であるが、やたらデテールを細かく描写してあるんのです。登山の準備道具のあれこれや、富士山の仲間や頂

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狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第378回○入社式/新入社員代表のあいさつ本日はわたしたち新入社員のためにこのような盛大な式典を開いていただき、こころより感謝致しております。*1また先ほどから、社長、諸先輩より貴重なお導きと励まし

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狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第377回○入社式/社長のあいさつ皆さん、入社おめでとう。日頃の研鑚、努力が実を結び、晴れて今日の良き日を迎えられたことを、心よりお祝い申し上げます。*1さて、皆さんご存知のように、いまわが国の経済

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照る日曇る日 第1550回一本の木と一人の男の生涯にわたる交流を絵と文でえがいた問題作だ。おきな木は果実も葉も枝も幹も、生涯に亘って男が必要とするものを提供し続ける。木はしかし人間に奉仕する存在ではなく、それ自身で存在理由を(持っていること

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狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第376回○新入社員歓迎会/先輩社員のあいさつ商品企画室MDの吉川です*1。本日わが社に入社された新人の皆さん、この度は、本当におめでとうございます。史上もっとも狭き門を見事に突破された皆さんは、それ

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照る日曇る日 第1549回お馴染みのマエストロ、カール・ベームが73歳の1967年に、ハンス・ヴァイゲル選手のインタビューに応じた回想録を読みました。「私はよく覚えている」という本当の題名に通り、実に記憶の良い人で、だからこそオペラを除く指揮

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西暦2020年神無月蝶人酔生夢死幾百夜中央運河のあたりでタハカシ君が子どもと手を繋いで歩いている。するとどこかでぴすとるがパンと鳴ったので、「どうしたのこんな所でうろついていると武装兵がうようよいるから危ないよ」というて、家に連れて帰った。

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蝶人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第376回○新入社員歓迎会/部長のあいさつ皆さん今晩は。部長の吉田です。先ほどから元気そうな皆さんの顔を眺めていますと、10年前、僕がこの会社の門をくぐった時のことを思い出しました。その時、わが社の売

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2498〜25071)ジャン・コクトー監督の「オルフェ1950」」ジャン・マレー、マリア・カザレスの出演。ギリシア神話のオルフェオを1950年の巴里に置き換えて再現するが、その結末を裏切るラストシーンの感銘はさす

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狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第375回○新入社員歓迎会/幹事のあいさつみなさん、今日は。営業3課の河口です。*1今日は朝から大変お疲れ様でした。会長、社長、専務、常務、本部長、部長、課長、係長と、当社のオールスターが綺羅星のご

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照る日曇る日 第1548回たいこ どん、どんどこ、どんどこ、どこ、どんどん。太鼓をどんどん叩く、元気なこどもと仲間たち。ラフなタッチのイラストが、太鼓叩きの音響とシンクロするようで面白いずら。  自力ではワクチンひとつ作れないああこの国は意

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照る日曇る日 第1547回1942(昭和17)年11月2日未明、家人に窓を開かせ、「新生だ」との一言を遺し、北原白秋は午前7時50分に逝った。まだまだ元気に生き抜くつもりだったのである。本書は、そんな白秋の最後の歌集「黒檜」を柱に、死後編集の

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音楽千夜一夜第464回久しぶりにフルヴェンを聴いてみました。旧EМI録音をワーナーが2018年にリマスターしたブラームスの6枚組CDである。中身はウイーンとベルリンフィルを振った4つの交響曲に加えてメニューインのバイオリン、フィッシャーのピ

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狂人綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第374回○新入社員歓迎会/新入社員のあいさつ*1総務部株式課に配属されました渡辺一郎です。本日は私たち新入社員のためにこのように盛大な歓迎会を開いて頂きまして心より感謝致しております。*2先程より

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西暦2021年如月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第374回ビルマではまた軍がクーデターを起こし、スーチーや大統領を逮捕したようだ。ロヒンギャ弾圧に加担するスーチーは許せないが、国軍の暴挙はもっと許せない。2/1感染が蔓延してい

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ある晴れた日に第642回なにゆえに鎌倉くんだりまでやって来る新型コロナに感染したいかなにゆえに与党議員が不祥事を起こすお前らなんかもともと不要だなにゆえに軍事政権が跋扈するおおビルマよお前もかなにゆえに野党指導者を逮捕する非はすべてプーチン

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