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2018年10月08日10:09

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初秋の伊豆大島を訪ねて 

蝶人物見遊山記第288回

9月は体調も気候も悪く、ほとんど外出できなかったが、10月になってようやく少しく活力を取り戻したので、新たな台風の襲来が案じられる怪しげな空模様のなか、伊豆大島の半日島めぐりをしてきました。

朝5時に起きて江ノ電で江の島へ行って、東海汽船の高速ジェット船で1時間ほど波の上を飛ぶように走ると、もうそこが青い海水の元町港でした。漫画家、つげ義春の生まれた所です。

ここから大型観光バスに乗って、狭いような、広いような、木の葉状の島、英語ではビッグアイランド、をあちこち巡ります。

まず「火山博物館」という、世にも不思議な博物館に立ち寄り、国内外の火山爆発とその被害を視聴覚体験したあと、一周道路の傍にある地層切断面を見学し、野口雨情作詞、中山晋平作曲の「波浮港」で有名な、波浮港に立ち寄りました。

ここには「踊り子の里資料館」という名の、不気味な人形が各部屋に鎮座している大正時代の老舗旅館がありました。

北上して島の中央部に入り、大島温泉ホテルで魚が新鮮美味な昼食をとった後、大島公園の椿資料館と動物園を訪ねましたが、椿植物園はオフタイムで一花も見られず、肝心要の三原山も霧で霞んで一望もできなかったのはまことに残念でした。

この節は昔と違ってバスガイドの初代コロンビア・ローズもいなくなり、その代わりに地元の高校を卒業した中年の運ちゃんがマイクを手に持って解説するのですが、時々むかしコンビだったガイドの「波浮港」などのア・カペラの録音を聞かせてくれるのですが、その歌声のなんと素晴らしかったことよ!

それから元町港に戻ってまた高速ジェット船に乗り、1時間で江の島に到着しましたが、このジェット船は時速80キロで海の上を揺れずに快走、昔三宅島に行った時の地獄のような長時間にわたる苦しみを思うと夢のような快適さです。

なんでもボーイング社のエンジンを使って川崎重工が製作したそうですが、これらを新造するためには、ロットがまとまらないと高価すぎて難しいらしい。現在就航中の船はどんどん老朽化しているので、東京都と国交省が早急に対応すべきではないかと思ったことでした。

   中国の観光客で一杯だ江ノ電のなか江の島のなか 蝶人


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