ある晴れた日に第524回〜西暦2018年長月蝶人花鳥風月狂歌三昧
隣町の神輿を担ぐと若衆が法被姿でバスに乗り込む
今城氏がティンパニーを叩き始めたらもはや指揮者もどうしようもない
我にのみ訊ねるように鳴く杜鵑テッペンカケタカテッペンカケタカ
3月にタカギさんが69歳で死んでいた 知らないでも別にどうということなく世間が回っていくことが恐ろしい
なにゆえにペチュニアの花畑を整地する新しく家を建てるんだって
焼け跡の更地に突如生えてくる赤青白の昼顔の花
最近はトンビをとんと見なくなったかの憎っくき台湾リスにやられたか
道端の発掘現場に佇めば鎌倉時代の井戸の底みゆ
高橋の源一郎の講演会サインをもらい握手し別れた
またしても心優しき青年が亡くなりて向いの山でホトトギス鳴く
きまぐれに一列縦隊の兵となり上流目指す滑川の鮎
サンマのね頭を残して食べちゃったクマモン大好きカズエちゃんは
チャンコロの赤ん坊を空に投げ剣で突いたとタカギ氏語れり 蝶人
ログインしてコメントを確認・投稿する