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日記一覧

蝶人卯月洋画劇場5
2020年04月30日10:36

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2075〜20841)2)ジョージ・ミラー監督の「マッドマックス」「マッドマックス2」をみてオーストラリアの荒野と道路を存分に活かした79年製作のアクション映画。1作目では現代なのに2作目では昔の話になっている。メ

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照る日曇る日 第1394回ろばさんが素敵なバッグを作ってあげたのでみんな大喜び。ピクニックのお弁当もみんあが分けてくれました。この絵本のハイライトはロバさんが持って行った洗濯物を干すロープで、みんなで縄跳びをするところ。ここだけは挟み込みの

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蝶人卯月洋画劇場4
2020年04月28日13:48

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2065〜741)森田芳光監督の「の・ようなもの」森田芳光の監督処女作がこれ。才能あり、だなあ。ソープ嬢エリザベスに扮した秋吉久美子が最高。この頃の佐藤克信、尾藤イサオも良かったなあ。2)森田芳光監督の「それか

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照る日曇る日 第1393回亡き義父が亡き著者から贈呈された柿本幸造さんの絵本で、1994年10月3日の直筆のサインが遺されています。黒のマジックですらすら書いていますが、作者の人柄が表れているようなとても味のある筆跡です。当たり前のことだが

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照る日曇る日 第1392回鎌倉十二所に長く住んで数々の童話の絵を描き続け、1998年に83歳で逝去した柿本さんの四季折々の心の風景画です。山川草木朝夕町村どれも童心に触れ、童心に帰してくれる抒情的なスケッチばかりですが、一枚だけ近所の光触寺

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照る日曇る日 第1391回2012年に日本国籍を取得して晴れて「日本人、鬼怒鳴門」となり、2019年2月に96歳で逝去したドナルド・キーンの著作集の最後の本を読みました。「日本を訳す」という総合タイトルの元、15本の講演や折りに触れての短い

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蝶人卯月洋画劇場3
2020年04月24日10:03

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2060〜641)ジョン・カラン監督の「ストーン」定年間近な朴念仁の刑務官のデ・ニーロがえろっぽい人妻の魅力に陥落していくあたりが見どころでしょうか。2)フランク・ダラボン監督の「ショーシャンクの空に」無実の銀

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ALMOST YELLOW〜雲古蘊蓄譚
2020年04月23日10:47

これでも詩かよ 第282回その1 ウンチを我慢する宇治拾遺物語の第76段に「仮名暦誂えたる事」という短いコラムがある。そこには3日連続で「雲古すべからず」と書き込まれた偽カレンダーを信じた生女房が、「左右の手して、尻をかかへて、いかにせん、

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照る日曇る日 第1390回第162回芥川賞の受賞作を読みましたが。なんか長崎の平戸の小島を舞台にした中上健次ばりの「サーガ」を目指しているようだが、いったい作者が何を言いたいのかさっぱり分からない。ただただ訳も分からず暗い脳内の羊腸の小径を

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照る日曇る日 第1389回「ヒカシュー」のリーダーが編んだ初の自作詩華集だが、選び抜かれた言葉の思いの深さに打たれ、なぜかボブ・ディランのそれを思い出したぜよ。いつもそうするように、まず「あとがき」から読んでみよう。するてえと、いきなり、「

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音楽千夜一夜第447回1956年、57年、58年のバイロイト音楽祭における「リング」の実況録音を立て続けに聞いた。幕末ではそれなりに燃え上がるが、終始冷静であり、3年とも基本的には同じパターンの演奏である。それにつけてもおやつはカールではな

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2054〜591)アラン・ロブ=グリエ監督の「不滅の女」アラン・ロブ=グリエの1963年初監督作品。イスタンブールを舞台に謎の美女と邂逅した男の幻影を追う。彼はこのあと数本の映画を演出したがなかでは本作の出来栄

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照る日曇る日 第1388回翻訳を読むことと原作を原文で読むこととは、絶対的に別物である。原典を本当の意味で「読んでいる」のは当の翻訳者だけであって、翻訳文の読者ではないことを、私たちは知っておかなければならない。だから日本語であるといえ、平

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照る日曇る日 第1387回伊藤博文、大隈重信、原敬、山縣有朋、桂太郎、高橋是清、犬養毅、山本権兵衛、近衛文麿、東條英機の10名の宰相の妻妾を論じて、その人間性の探求に及ぶという下世話にして興味津々たる大企画ずら。されどいくら探しても「安倍蚤

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照る日曇る日 第1387回本邦漫画史の記念碑的傑作の最終巻は、夏目漱石をフューチャーした明治終焉の大回顧絵巻である。それにしても、修善寺大患で「30分間死んでいた!」漱石の大喀血を描く谷口ジローの絵の物凄いこと!そして関川選手が、漱石の愛読

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照る日曇る日 第1386回2010年に刊行されたご存じオースターのニューヨークもの。1947年生まれの作家であるが、乱暴に言うと毎年1冊くらいのペースで着実に秀作を積み上げていく。どれをとっても駄作がなく、時代閉塞の現代に生きる人間の切実な

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照る日曇る日 第1385回昔から絵が好きだった作家による美術関連短編集なり。画廊で展覧会を開くとその初日にオープニングパーテーを開くので、この小粋なタイトルがつけられたのだろう。遥かな昔、彼が小原流の機関誌に連載していた全国の美術館巡りのエ

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照る日曇る日 第1384回明治43年5月、世にいう「大逆事件」勃発。元老山縣有朋の極右発条に押された明治政府の首脳たちは、天皇制暗殺を夢想した宮下太吉、菅野須賀子、新村の3名のみならず、その周辺の幸徳秋水をはじめとする事件とは無関係な社会主

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闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2045〜531)成瀬巳喜男監督の「乙女ごころ三人姉妹」川端康成の「浅草姉妹」を成瀬巳喜男1935年に初トーキー化。長女を細川ちか子、次女を堤真佐子、三女を梅園竜子が演じるが、すでに満州国をでっちあげて中国との

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自由律詩歌その51
2020年04月11日21:03

ある晴れた日に第606回しししししししすすすすすすすせせせせせせせそそそそそそそたたたたたたたちちちちちちちつつつつつつつてててててててとととととととなななななななにににににににぬぬぬぬぬぬぬねねねねねねねのののののののはははははははひひひ

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照る日曇る日 第1383回生意気で自己中で意志薄弱で借金魔で女好きで生活力ゼロの癖に稀代の歌詠みで明治という時代の本質を他の文学者の誰よりも鋭く洞察していた石川啄木は、明治45年4月13日に26歳で夭折した。彼の「ローマ字日記」を読んだひと

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西暦2019年神霜月蝶人酔生夢死幾百夜最高権力に逆らった罰として、私は荒れ狂うゴリラの入った檻に入れられたまま、血に飢えたサメどもがうようよ泳いでいる海の中に放り込まれた。11/1バッハについての講演会があるというので、指定された会場に定時に到

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照る日曇る日 第1382回第2部は明治42年6月3日、染井霊園における葬儀の場面から始まる。朝日新聞特派員として露都に派遣されていたが病を得て、急遽帰国の途に就いたがインド洋上賀茂丸で果てた二葉亭四迷の葬式である。受付は朝日新聞社の校正係の

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照る日曇る日 第1381回英国留学から帰国し、小説家を目指す39歳の夏目漱石を軸に、森田米松、平塚明子、荒畑勝三、太田仲三郎(「坊ちゃん」のモデルを自称)、堀紫郎(侠客、「山嵐」のモデル)、国木田独歩、田山花袋、安重根、東条英機、島崎藤村、

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照る日曇る日 第1380回2008年から19年までに作られたおよそ30篇の詩が並んでいるが、私にはさきの大震災の被害者に直接取材したと思われる「声たち」という“声の織物”がいちばん胸に響いた。「そのときに、海の底がみんな見えたんですね。引き

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ある晴れた日に 第605回ぼく「ルパン3世」おもしろかったよ。そうなんだ。お母さん、知恵って、なに?よく考えたことよ。カキモトコウゾウさん、亡くなったの?そうだよ。ぼくは、独りで南浦和行きますお。そう。行ってね。えーとねえ、カミウラさん、立

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西暦2019年神無月蝶人酔生夢死幾百夜「こちらは某国の王女様であるが、今日から1ヶ月間お前たちと一緒に仕事をして下さることになったから、万事よろしう頼むぞ」といわれたのだが、それから1ヶ月間、私らはてんで仕事にならなかった。なぜなら王女様は

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西暦2020年弥生蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話第336回安倍蚤糞の妖怪ペラペラ漫画のような独演会を見て、怒り心頭に発してしているうちにも、店頭からはマスクやトイレットペーパーや除菌用品のみならず米や食料品が消えていく。長

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なにゆえに 第74回 
2020年04月02日10:46

ある晴れた日に 第604回なにゆえに民草はみな買い溜めに走る安倍蚤糞は世間を知らないなにゆえにいかなる秘事も明るみに 天網恢恢疎にして漏らさずなにゆえに「どーも、どーも」とそれだけをいうぶち殺してやりたし「どーもくん」なにゆえに「旧約聖書」

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ある晴れた日に第603回春遠しあれから九年水の中咳をしても一億人人は皆梅に鶯というけれどビジュアル的には梅には目白建長寺の托鉢僧と行き合えり草鞋を動かす六つの裸足文旦もあと五個となりにけり芳醇至純の柑橘の王テレ朝のモーニングショーは玉川がい

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