mixiユーザー(id:5501094)

日記一覧

照る日曇る日 第1865回北朝鮮の国境近くの小さな町ソクチョを舞台に、著者と同じく、仏蘭西人を父に、韓国人の母を持つ若い女性の暮らしと恋、複雑な人間関係、そして峻烈にして美しい自然を散文詩のように綴った掌編恋愛小説である。こんな辺境の地に、

続きを読む

照る日曇る日 第1864回プロットはいいかげんだし、肝心の絵はごちゃごちゃしているだけでいつまで経っても焦点が定まらないし、絵本としては水準以下の凡作ずら。  です・ますの語尾明瞭の女子アナだけど意味内容は分明ならず 蝶人

続きを読む

照る日曇る日 第1863回『ヤマザキ、天皇を撃て!』を読んで驚き、あの衝撃的な映画「ゆきゆきて神軍」をみてもっと驚いたのは今を去る35年前の1987年でした。右手の小指がない奥崎謙三の幽鬼のような顔付きだけは記憶に鮮明ですが、肝心の映画の中

続きを読む

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3226〜351)ニコラス・レイ監督の「夜の人々」ニコラス・レイの初長編にして代表作品。後の「ボニーとクライド」とは全く風合いの異なる1947年の純愛物語。2)ゴダールの「イメージの本」さんざん映像と音楽の大冒

続きを読む

西暦2022年長月蝶人酔生夢死幾百夜ヨシダさんは、下から順番に各製品の製造の仕方とその要点を誰にもわかるように、ゆっくり説明していったので、我われ新人は、心から納得しながら、膨大なメモをこさえることができたのよ。9/1僕のいろんな内臓の部位は

続きを読む

照る日曇る日 第1862回戦中から戦後の足掛け8年間に「密偵」として中国大陸奥地からチベット、インド亜大陸までを探訪した西川一三の壮大な旅の記録である。データとしては西川本人の膨大な旅行記「秘境西域八年の潜行」および著者の本人取材に拠ってい

続きを読む

照る日曇る日 第1861回「するとタヌキがタンブリンたたいてやってきた」という不思議な接続詞からはじまる「全員集合童話」なり。カランコロンとかタンタンシャララタンシャララというオノマトペ(擬音・擬態語)をテコに、タヌキや、トラや、カンガルー

続きを読む

照る日曇る日 第1860回「むかす、あったずもな。あるとこに、なんにもかにも 貧乏な家、あったったずもな。」 と語りだされる昔話だが、堀越千秋選手の繊細にして大胆な絵が素晴しい。ことに「馬」と「盗人」のドローイングは抜群。「雨漏り」と「ふる

続きを読む

これでも詩かよ 第316回 仏に逢うては、仏を殺し 男に逢うては、男を殺し 戦に逢ては、戦を殺し 死に逢うては、死を殺す強く、激しく、美しい女性が、この困難な時代の、最先端を切り開くのである。キーウの女、リュドミラ。母国ウクライナに攻め込ん

続きを読む

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3219〜291)〜4)松田定次、小沢茂弘監督の「新吾十番勝負」全4作1961年から4年までに製作された大川橋蔵主演の阿呆莫迦チャンバラ映画。こういう下らない映画のお陰で日本映画は腐敗堕落の一途を辿ったのよ。5)

続きを読む

これでも詩かよ 第315回はじめまして、ムシュー・ゴダール、私の名前はササキ・マコトです。マコトは、漢字で書くと「眞」。「眞実」、「眞理」の眞、一字であります。ちなみに私の弟の名前は「善二」、妹は「美和」。祖父の小太郎がつけてくれた名前です

続きを読む

Contessa,perdono!
2023年02月17日13:52

これでも詩かよ 第314回ある日、料理をしないし、できもしない男が、目に美々しい春のヤサイを、買い散らした。ミズナ、シュンギク、ホウレンソウカブラ、ジャガイモ、泥付き長ネギすると、男の妻は珍しく激して、かくの給うた。「不要な食材は、ほとんど

続きを読む

照る日曇る日 第1859回前著「古くて素敵なクラシック・レコードたち」の好評に応えて待望の続編が登場しました。パガニーニの「24のカプリース」から、ベートーヴェンの「ピアノソナタ11番」まで、村上選手が秘蔵する懐かしのLPが陸続と登盤。1枚毎の

続きを読む

これでも詩かよ 第314回突然泉下から蘇った武智鉄二監督は、名作『白日夢』の舞台を、歯医者から眼医者に移して、続編を製作した。ところがその『白眼夢』を試写会でみたおらっちは、その晩、途轍もない悪夢をみて、1週間後に迫っていた左目の手術を、以

続きを読む

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3208〜171)バフマン・ゴバディ監督の「サイの季節」実在のクルド系詩人サデク・カマンガルをモデルにした2012年の恐るべき陰謀と邪悪の映画。美人なモニカ・ベルッチ演ずる妻が可哀想ずら。2)アスガー・ファルノ

続きを読む

友なるイエスは
2023年02月13日11:45

これでも詩かよ 第314回                        生                   生                   生                   生          生生生生生生生生生死生生

続きを読む

慈しみ深き
2023年02月12日09:57

これでも詩かよ 第313回                        死                   死                   死                   死          死死死死死死死死死生死死

続きを読む

これでも詩かよ 第312回朝夷奈峠の基点である三郎の滝。そのすぐ近くの小さな丘の上に、小体な別邸があり、上総介平広常は、少数の供の者たちとそこに住んでいた。広常は本領地の上総に広大な敷地を持ち、数多くの武士と領民を従えていたが、頼朝の指示に

続きを読む

これでも詩かよ 第311回勇猛を以て鳴る鎌倉武士、朝比奈三郎義秀は、幕府の初代侍所別当、和田義盛の3男であった。建暦3(1213)年、父義盛が「和田の乱」を仕掛けた時、彼は、父がもう少し時を稼げば、地方から大勢の味方が駆けつけ、北条一族を圧

続きを読む

照る日曇る日 第1858回&闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3208この人物から短歌の世界はガラリと変わった。つまりがらりと変えるだけの力量を持っていたのだろう。だから出す本もありきたりを脱した新意匠ばかりだ。でも中身は昔ながらの「解釈と

続きを読む

ある晴れた日に 第712回異次元政権は、腐ってる。野党の多くも、腐ってる。政党全部が、立ち腐れてる。立憲主義が、腐ってる。第9条が、腐ってる。日本国憲法が、立ち腐れてる。ニッポン人が、腐ってる。ニッポン国が、腐ってる。おらっちだって、立ち腐

続きを読む

照る日曇る日 第1857回本書の「あとがきにかえて」を読むと、子宮がんで医師から治療終了を告げられた著者の姪が、「おじさん、どう考えたらいいの?」と聞かれた著者が、彼女にどう答えたら分からない、何も答えることができなかった、という痛苦の思い

続きを読む

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3203〜32071)アニエス・ヴァルダ監督の「ダゲール街の人々」巴里14区に生きる庶民の暮らしを描いた1976年の愛情と懐古の情と一抹の哀感に包まれた最良のドキュメンタリー映画。「クレオ」とか本作こそが、鳴り物

続きを読む

ある晴れた日に 第711回北朝鮮が、最新型超高速ミサイルを、まるでオモチャのように打ち上げている間わいらあ、ぐっすり眠って、夢みてたノイバラが微笑み、コジュケイが「ちょっと来い!」と叫んでいる、お花畑で日本が、平和憲法と専守防衛をかなぐり捨

続きを読む

ある晴れた日に 第711回お母さん、きょうサケご飯とピーマンの肉詰にしてね。分かりましたあ。今日はコウ君、ごはん何にしますか?コーンスープですお。コーンスープにしてね。分かりました。お父さん、お母さんには、朝6時に電話しますお。お、うれしい

続きを読む

西暦2023年睦月狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第410回久し振りに「紅白」を見たが、なかなか面白かった。K―POPの興隆は、「身体の時代」の反映だが、振付の差別化が激しく進行中。老若を問わず、ノドは別にして、「劇伴」よりも「歌

続きを読む

ある晴れた日に第710回なにゆえにK―POPが大流行みな女マイケルになりたいのよなにゆえに大事なことは後回しになる目の前のことしか片付けないからなにゆえに支持率2割台で首相をやってるお前の言うことは誰も聞かないなにゆえに鎌倉市長は無闇に急ぐ

続きを読む

ある晴れた日に第709回「あけましておめでとう」さえ大儀なり今年もなんとか生きていかねば平時すら安全運航できない軍隊に戦争なんてできっこないじゃん雰囲気が気まずくなると君はいう「お母さん、笑ってください」強盗やオレオレ詐欺の志願者をツイッタ

続きを読む