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2018年10月05日17:57

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すべての言葉は通り過ぎてゆく 第61回



蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.298

安倍蚤糞一人では格好がつかないというので一応対抗馬に擬せられている石破選手だが、こいつもガリガリの国防右翼だからどうしようもない。野田は20票が集まらないというし森加計問題なんか誰も語らないし、史上最低最悪の自民総裁選だな。9/1
 
一月二十一日(土)五十四キロ八百(十四貫五百七十六匁)
夏目漱石 明治44年日記9 9/2

ジャカルタ・アジア大会終了。テレビ、新聞では金メダル75個、史上2位の好成績で6大会ぶりに韓国を上回ったと大喜びしているようだが、中国の金が日本の倍近い132個であり、金銀銅総合計でも289対205と圧倒していることに一言も触れない不気味さよ。9/3

ラップという音楽の新しいジャンルが一世風靡してからだいぶ時間が経つが、最近この種の歌手がこの種の歌を唄っているのを見聞きしていると、基本的にはみな同じで、なんだこれって演歌と同じじゃないかと、思うことがある。9/4

明治44年5月22日(月)晩に帝国劇場へハムレット劇を見に行く。(中略)坪内さんは気の毒だ。あんなに骨を折ってあれだけの事をしたが、それが全くの無理な労力である。(中略)あれが成功したらそれこそ趣味も何もない上調子のわいわい連ばかりで世間ができている事を証拠だてるのである。あれが失敗すれば世間が分かっている証拠である。漱石明治44年日記9 9/5

9月病気になる前私はよく郵便を出しに独りで出た。それが毎朝45日続いた。すると私が門の格子を開けて門をくぐると私の家の中で釘を打つ音がする。1日めも2日めも3日めもそうだった。4日めに私は門から後戻りをして茶の間の側から上がった。妻は釘を打って柱に向かっている。夏目漱石大正3年11月9日月曜日記12 9/6

その柱には三寸釘が虫封じの真ん中にさされている。何をするのかと聞いたら伸六(次男)の虫封じだと云っている。私は妻の手からその金槌を奪い取った。さうして虫封じの箱をすぐ叩き壊した。それでもまだ腹が立つので、ほかの虫封じを片っ端からぶち壊した。さうしてその破片をまとめて裏の芥溜へ投げ込んだ。夏目漱石大正3年11月9日月曜日記12 9/7

突然の激しい揺れに茫然自失し、恐怖のどん底で、己の無力さと大自然の猛威に震撼させられる。それが誰にも身に覚えのある地震の恐ろしさというものだが、テレビも新聞も、なぜかそれには触れない。9/8

「60歳は誰でしょう?」というサントリーの阿呆莫迦広告を消そうと、何百回もパソコンを操作するのだが、その都度また出てきてしまう。ああ、気狂いになりそうだ。9/9

十一月八日(日)私は織屋に対しては如何なぞんざいな言葉を使われても平気である。彼は真だからである。私は植木屋に対しては不快を感ずる。妻などに朋友みたいなぞんざいな言葉を使ふ。さうして私の前では比較的丁寧である。失礼な奴だ。夏目漱石大正3年11月9日月曜日記12 9/10

それにしても、どうして自民党には、安倍蚤糞とか、石破とか、麻生とか、ほんとうに犬にでも喰われたら民草が大喜びするような、ろくでもない政治家しかいないのだろう。2002年に亡くなったうちのムクちゃんのほうが、よっぽどマトモだったずら。9/11

昨日今日と急に涼しくなってくると、あの気違いじみた真夏の暑さが懐かしく思われて来るから、私もいい加減な人間だ。これでまた暑くなると、またぞろ文句を言うに決まっているのだが。9/12

各種世論調査で、この阿呆莫迦内閣の支持率が回復しているようだが、この数か月間、安倍蚤糞とその一派が、ヤクザのお世話になっていたという碌でもない不祥事の他に、なにか私たちの為になる、良いことの一つや二つでもしてくれたのだろうか? 恐るべき出鱈目な国民だ。9/13

頼みのトランプからは、どんどんつれなくされ、プーチンからはコケにされる安倍蚤糞外交に、未来はない。こんな男に、これから3年も国政を託していたら、この国は間違いなく破滅するだろう。9/14

TBSの元キャスター浜尾朱美さんが、57歳で亡くなったそうだ。いつか彼女が筑紫哲也氏と一緒に新橋のヘラルド映画の試写会へ行こうとしている姿を目撃したが、この2人も、ヘラルドも、この世から消え失せ、試写室のあった新橋駅前ビル1号館も取り壊されるという。嗚呼!9/15

腐敗堕落がその極に達し、民草の誰ひとり留任を望んでいない政治家が、あと3年も居直り、その必要もない歌手が、惜しまれつつ身を引く。とかくこの世はままならぬ。9/16
樹木希林死す、75歳。森林や植物が好きだったのだろうか。本邦の芸能人には珍しく、マネージャーや所属事務所を持たず、仕事をギャラで選んだという彼女に好感を懐いていた。今日は郷ひろみとの名曲「リンゴ殺人事件」を聴いて追悼したい。9/17

人が死ぬとテレビ局が朝から晩までよってたかってその人の事跡や功績をいかにももっともらしく言表するが、本当にその人のことを思い、悼んでいるのだろうか。それはもはやその人とは無関係の、その人の外部にあるただの「事件」として、秒速で消費されている。9/18

ひとりでは生きていけないと分かっていても、ひとりで生きている人が大勢いて、そういう人たちは、とても健気ではあるんだけれど、やがて、人知れず滅びていくのだ。9/19

村上春樹選手がノーベル賞に代わるニュー・アカ文学賞の候補を「執筆に専念したい」という理由で辞退した。しかし毎年の正式のノーベル賞騒ぎのほうが、よっぽど執筆の妨げになっている、と思うのだが。9/20

菅、麻生、二階の悪代官が安倍蚤糞を担ぎあげる3年間を思うと、ひどく憂鬱になる。3年後にこの国は、いったいどうなっているんだろう? あんまり考えたくないずら。9/21

昨日は雨の金曜日だったが、大船駅で横須賀線が遅れているというので、息子は十二所の家まで歩いて帰ってきた。少し待てば電車はすぐにやってきただろうに。今度大船発鎌倉行きのバス停を教えてやらなくちゃ。9/22

大リーグは、アリーグでは田中がいるヤンキースが10.5ゲーム差で2位、大谷のエンゼルスは21.5差!で4位、ナリーグではダルのカブスと前田のドジャースがいずれも1.5差でトップを走っている。日本選手の中では総じて前田と田中がチームに貢献しているといえよう。9/23

またしても白鵬、安倍蚤糞時代はじまる。いい加減で、どこかで、ドカンと風穴を開けなくちゃあ、あかんなあ。9/24

「花に水やりを教えられた精薄児が、雨の中、傘をさして水をやる姿に感動す。」
特殊学級の先達者、杉野春男氏(小倉市、四七年モスクワ空港で没)9/25

天下のことみな面白し、しかしてみな面白からず。金時計を持ちて威張るは、弊袴を着て威張るがごとし。学問を誇るは無学を誇るがごとし。夏目漱石「断片」明治32,3年頃 9/26

新を好むの心ハ旧を恋ふの心なり。現在に満足せざるハ人情也。老人ハ新を好むの余地なし故に旧を好む少者ハ恋ふべきの旧なし故に新を好む。夏目漱石「断片」明治32,3年頃 9/27

不変既に楽しからず変亦楽しからず気むづかしきは人間なり。変にして不変不変にして変なるものを求めよ而して海は始終大安楽なるべし。無意味と無意味は衝突する事なし。自ら以て尊しとす是自ら卑しとするなり自ら以て得たりとす是未だ得ざるを示す。夏目漱石「断片」明治32,3年頃 9/28

今日で終わった薄っぺらで意味不明の朝ドラ「半分青い」なんかに比べて、英国貴族のテレビドラマ「ダウントンアビー」は脚本も演出も道具立てもしっかりしていて見応えがある。今朝は貴族たちの狩りの場面が秀逸だった。9/29

つまり人形をこわしたからといって泣くか、すこし大きくなってから友達をなくしたからといって泣くか、それはどっちでも同じことです。この人生ではなんで悲しむかということは問題ではなく、どんなに悲しむかということだけが問題です。ケストナー「飛ぶ教室」9/30

    北国の緑のベール脱ぎ捨てて大地は猛き姿現す 蝶人


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