トランプ前大統領が盛んに使っている言葉、
それがディープステートだ。
簡単に言うと闇の政府が米国を動かしており、
自分がこんな裁判にかけられているのは、
その闇政府による陰謀によるものである。
アメリカでは、しばしばこうしたディープステートという
言葉が飛び交っており、かつてのフリーメーソン、
共産主義の陰謀説、エリート層への反発などがそれだ。
個人的にも、何をやってもうまくいかず、
収入が増えないことも、誰かの陰謀のせいだと、
ディープステートを引き合いに出すことが多いという。
最近ではSNS上でもトランプ氏は殉教者で、
闇の政府による陰謀で苦しめられているなどと
支持者の間で疑心暗鬼が広がっているらしい。
身近な例としては、地球温暖化説も陰謀によるものだと
切り捨てることで、自分を納得させてしまうなど
あらゆることに普遍的に広がる怖さを秘めている。
よく分からないことや納得できないことを
なんでも陰謀論に結びつけてしまう、
それが、ディープステートである。
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