ベストマザー賞が誕生したのは2008年、
今年で15年目を迎える。
寡聞にして知らなかったが、
芸能だけではなく、スポーツ、文化、経済など
いくつもの部門でベストマザーが選ばれ表彰されてきた。
ところが近年、受賞者に不倫や、スキャンダルなどが連続し、
賞そのものの存続が危ぶまれているらしい。
選考は子供を持つ母親の投票で決定されるのだが
「ママたちの憧れや目標となるベストマザー」というのが
賞のコンセプトになっているようだ。
う〜ん「ママたちの憧れと目標」というのが、
いささか曖昧で、どこか選択がゆるゆるではないだろうか。
今をときめく?人気女優広末涼子も昨年受賞したのだが、
ダブル不倫を起こして大騒ぎになっている。
母親であるとともに一人の女として生きようとしただけで
それがワーストマザーになるのだろうかと首をかしげたくなる。
選んだママたちは、
彼女が恋多き女性であるということも含めて。
憧れとして選んだのではないのか。
この賞は自由で活動的な、
あこがれの女性を選んでいるように見えるけれど、
結果的に、受賞者の生き方までを
窮屈にしているように思える。
そんな矛盾が、いま顕在化しているだけなのではないだろうか。
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