統一地方選挙は、
維新の躍進が目立った結果だった。
とりわけ和歌山県の補選では、
保守の岩盤といわれていたが、そこに岸田首相
二階元幹事長などの幹部が顔を揃え、
小池東京都知事までが応援演説に駆けつけたが、
維新候補に敗れた。
この結果は、今回の補選を象徴している。
補選5選挙区のうち、4選挙区に勝利したとはいえ
維新躍進だけが目立つ結果だった。
私の住む自治体の市議会選でも、
維新の会の新人候補者がダントツの1位当選で、
既存政党に不満をもっっている市民の票が流れ込んだ結果だろう。
この新人候補の当選は間違いないと予想はしていたが、
維新の人気がこれほどとは、驚いた。
大阪の地方政党というイメージが強かったが
立憲民主党のだらしなさ、共産党の限界など、
55年体制の崩壊以降、自民党の一党独裁をゆるしてきた
既存政党に維新の会が時代を変える勢いを見せた。
たんなるブームだけでない、不満の受け皿だけでない、
新しいうねりのような力強さと不気味さを感じさせる。
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