衣食住について最低限のもので暮らす、
そんなライフスタイルをミニマリストというのだが、
なんと、いま風呂無しの賃貸住宅の人気が高まっているそうだ。
衣食住の内の住にあたる風呂すらも
最低限の暮らしから削除することになる。
いわゆるZ世代は
「ブランド」よりも「共感できる物」
を選択する物離れの消費傾向が強いそうだが、
風呂無し生活まで増えているのは驚きだ。
銭湯などがあるじゃないか…、
そこには人と人とのふれあいもあるしい…、
そちらの方に共感できるのかもしれない。
ただ、風呂無し物件は賃料が安いからという
低所得の若者の切実な思いもあるようだ。
江戸時代の庶民が住む長屋は風呂無しで、
夏は行水生活だった。
昭和になっても風呂無し住宅は多かったが、
1964年に全国に団地できて風呂付き生活が標準になった。
高温多湿の日本の風土と日本人の清潔文化には
お風呂は必需品だと思うが、
ミニマリストにとっては風呂よりも大事な物があるのかも知れない。
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