百貨店が消える

私の住む国立市の隣町、立川市には、
伊勢丹と高島屋のデパートがあり、
駅ビルにルミネが入っている。

駅周辺に集約されていることもあり、
それぞれに住み分けて、
多摩地区の商業拠点となっていた。

ところが10年ほど前から、
高島屋が先に、テナントを誘致するようになり、
ジュンク堂書店、ニトリが3フロアを占めている。

そして今月12日に、デパート経営から手を引き、
前フロアをテナントビルにすることを決めた。

駅から歩いて10分ほどの昭和記念公園あたりに、
ノキアができ、新しい商業施設には、飲食や
ファッションなど多様な店が多く若い客に人気がある。

人の往き来が盛んで賑わいもあり、
こうした変化を見ると高島屋にとっても、旧態然とした百貨店よりも、
需要の変化に対応できるテナントビジネスに特化したほうが、
現在の地の利も活かせて、経営的にはメリットが大きいといえる。

地方から始まった百貨店撤退は、
首都東京でも、これから加速度的に進むだろう。