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2021年03月29日11:20

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フォードvsフェラーリ


フォードvsフェラーリおもしろかった。かつてプロフェッショナル仕事の達人がはじまるはるか前、なにかの仕事のスペシャリストを追うドキュメンタリー形式情報バラエティみたいなので、いつも追う職業は空間デザイナーとか、あとどんなのか忘れたけれどカタカナ文字の役職のヒトばかりで、そのとき、工業というか工場関係も追えよ、とよく思っていた。ってのは、別にそうした関係に造詣が深いわけでも関心が特にあるわけでもなく、工場関係を扱うことはオシャレではなく、でもってなにか3Kみたいに画面に映すのは嫌われてるかのような一般認識が社会にあるように思えたからである。ゴールデンタイムの情報バラエティではまったくもって紹介されなかった。でも今はとなると、町工場の仕事がけっこう頻繁に紹介されていて、なにか時代の変化を感じる。モノづくりジャパン、クールジャパンを浸透させることも手伝いヒトの関心が起こったり、またそのことが下町ロケットなどのドラマへの影響ももたらしている日常もあるかのように現在は思える。フォードvsフェラーリは各国で評価がよいようだけれど、キネ旬で外国映画で一位をとったのは、批評家投票の方かな読者の方か忘れたけど、興味がむく。前述した日本の工場関係への関心環境がそのひとやくをかってるんじゃないかなと思える。そんなマシーン開発とそれにたずさわる人々の物語映画がこの作品である。クリスチャンベールがハリーディーンスタントン的な哀愁とマックイーンやイーストウッド的な孤高のぎらめき漂わせる。彼が作品をけん引する。デイモンもいい味を出している。立ってるだけで様になるようになってるってこと、彼は確実に大物俳優である。デイモンはベールに刺激されまた走ることへの情熱を取り戻す。そんなラストに捉えられる。ジェームズマンゴールドはコップランドでも17歳のカルテでも感じられた、堅実に作り上げる、というセンス。それゆえ堅さが感じられる(固さではない)。それゆえ、私的には作品にちょっとおもしろみがない。このヒトがインディージョーンズ5をやること、とても危惧する。JJエイブラムスがスターウォーズをいくぶんか彼のエキスを入れながらも、そつなく誠実に向き合い、堅実に作り上げたが、それゆえ、まったくもっておもしろくなかった。遊び心をもってるはずのエイブラムスまでもがあーしたものとして仕上げたのだから、もともとお堅いマンゴールドのインディーにはとても心配になるのである。



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