首都を横断した台風19号は、
関東一円、東北まで被害の傷痕を残した。
気象庁が台風上陸の2日前から異例の警報を出し、
早めの避難が奏功したとも思えるが、
それでも亡くなられた方が多数おられたことは、
残念の限りである。
今回の台風もまた、
日本列島が災害に脆弱であることを証明した。
相模川、多摩川、千曲川、阿武隈川などの一級河川が氾濫し、
川沿いの住宅の多くが濁流に浸かった。
大型台風の発生は、地球温暖化が原因とされているが、
我が国はその温暖化対策が先進国の中でもっとも遅れている。
温暖化は日本だけの責任とはいえないが、
被害国日本だからこそ、率先して環境問題に立ち向かうべきだろう。
そうしない限り、他国に注文をつける資格もない。
国土強靭化計画も必要だが、
それ以上に温暖化対策も重要である。
自分の命は自分で守るというが、
日本国を災害から守るのは誰なのか。
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