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2019年08月25日00:39

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妖怪変態論現代版その5

【みちのめ】
 江戸時代にいた「妖怪とこのめ」が現代ではこのように呼ばれるようになったという説が有力。ゆえに「妖怪とこのめ」と、似たような目撃例が多い。ただし「妖怪とこのめ」が圧倒的に室内に出没していたのに対し「みちのめ」は都会の路上に出没している。
「妖怪とこのめ」は、畳の剥げた部分や床板の穴を覗いたら、向こうにも目があって、こちらを見ていた、と、そうした話が主だった。
「みちのめ」にも、似たような話が多く残されている。道路の端で人の視線を感じた、あるいは、側溝を覗いたらそこに目があったというものは「妖怪とこのめ」の話に似ている。最大の違いは深夜に遭遇した「みちのめ」は、道路から弱い光を放っているというところだ。これは江戸時代にはなかった話である。
 目撃証言のいくつかを紹介しておこう。
「残業で遅くなった帰り、裏道なのに大型のトラックが来たので端に避けたら、地面から光が上に向かって走った気がして、下を見ると側溝があったんですけど、そこを覗いても何もありませんでした」三十六歳OL
「気配を感じると言うんでしょうか。私、霊感のようなものが強い方なんです。それで、感じたんです。下半身にゾワゾワっと、悪い霊気を感じたんです。下を見ると側溝があって、そこに人の目のようなものが見えたんです。絶対に霊です。実際、その近くで自動車事故があったんです。死亡事故だったんだと思います」四十三歳主婦
「公園の向こうのパン屋さんのある小道でしょ。有名ですよ。あのパン屋さんも、妖怪も有名です。側溝の目お化けと言う子たちもいます。はっきり目があるのを見た子もいるらしいですよ。でも、勇気のある女の子がスマホのライトで中を照らしても、黒いものしか見えなかったらしいです。それが黒の蝙蝠傘だと言う子もいたんですが、あれはやっぱり妖怪だと思います」十六歳女性高校生

江戸妖怪篇はこちらでhttp://www.rokumeikans.net/yokai/yokai_01.html
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