日本経済は敗戦状態にある。
74回目の終戦記念日が近づいてきたけれど
なんとも物騒な発言の主は、ユニクロの柳井社長。
もちろん韓国でユニクロの店が
不買運動にあっているからではない。
ようするに企業が内向きで、
世界の流れに置いてきぼりにされている、ということらしい。
とりわけインターネット市場では、完全に敗戦状態だ。
たしかに、アマゾンなどのネット市場、
スマホ、キャッシュレスなどインターネットについては、
まったく日本企業はどれもイニシアティブがとれていない。
先進技術が先行して、それに依存しすぎたことで、
ソフト面がおろそかになったのが理由だというのだ。
でも、どうだろう世界は急激に内向きになりつつある。
アメリカ第一主義、英国のEU離脱、EU諸国の右傾化などなど、
広がりすぎた自由主義経済とグローバリズムが、
いま、逆に作用し始めているようにも思える。
内向きが悪いのではなく、こうした時代の変化に対応して切れていない、
そちらの方が問題のような気がする。
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